魔女の宅急便
劇場公開日:2014年3月1日
解説
宮崎駿監督によるアニメーション映画版が広く親しまれている角野栄子の児童文学「魔女の宅急便」を実写映画化。13歳になった魔女の血を引く少女キキは、掟に従い、一人前の魔女になるため修行の旅に出る。黒猫ジジと一緒にほうきに乗って旅立った彼女は、やがてたどり着いた海辺の町コリコで、パン屋のおソノのもとに居候することに。そこで空飛ぶお届けもの屋「魔女の宅急便」を始めたキキだったが……。主演はオーディションで選出された新人女優の小芝風花。「呪怨」シリーズや「ラビット・ホラー3D」など数々の恐怖映画を送り出してきた清水崇監督が、児童文学の映画化に挑戦。脚本に「おおかみこどもの雨と雪」の奥寺佐渡子。
2014年製作/108分/G/日本
配給:東映
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2022年11月29日
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鑑賞方法:VOD
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13歳の魔女見習い・キキの成長物語。おもしろかった。
この映画、ジブリの魔女の宅急便を思い描きながら見るか、そうでないかでかなり受け取り方が違ってきそうですよね。
口コミを読んでいない状態でこのレビューを書いていますけど、ジブリの印象が強かったり比較してる人は点数低くなっちゃうんじゃないかなと思ったり。どうですか?そうじゃないですか?ま、そういう人はもともとジブリの魔女宅好きだろうから気持ちは分かるけど。
普通に原作ありきのものなんだからそれをどう解釈して映像化するのかは制作側の勝手で、それをどう楽しむのかは視聴側の勝手なんだけど、けどね、ジブリと比較する見方はいったん横に置きましょうか。
アニメに出てくるような街並みやそこに暮らす人たち、世界観、映像美、展開、そういったモノを期待しているとちょっと違うな~と感じる人が多いんじゃないかなと思います。
で、これは本当にごめんなさいなんだけど、原作の魔女の宅急便は読んだことがないです。
映像的には箒にまたがって飛ぶシーンとかもう少し爽快感欲しいなとか思ったり。ハリポタの、なんでしたっけ、なんとかっていう競技のシーンを思い出して見てみたり。あとはもっと海、きらきら~~~~として欲しいなとかね。もう少しVFXには頑張って欲しかった感。
最後の方にカバを運ぶシーンがあって、嵐の中せまりくる崖をトンボと力を合わせて回避するシーンがあるんだけど、あそこは爆笑しました。それ無理だろ!!みたいなねw
そういうところ、ちょっとアニメ的な演出というか動きというか映像というか、なんだろう、実写でそれやる!?みたいな感じがあって笑っちゃいました。そういうところちょっとアニメ(ジブリ)を意識していたりするんでしょうか。シナリオライターさんに聞いてみたいところです。
著者が出演したりしていてそういうところは興行といいますかなんか裏の事情?が見え隠れして面白いなと感じるポイントだったりします。あとは歌手のYURI(カラ役)さん。これもなぁ・・・姉の死がきっかけで歌えなくなった歌手がそれを乗り越え歌えるようになるベタな展開。で、嵐の中、ずぶ濡れになりながらキキのために歌う。あ、そうだ!だってクライマックスだから歌流したいじゃん!実際に出演してもらって歌ってもらっちゃおう!みたいなところとか。面白いじゃん。パンを届けに行ったキキに姉の死を打ち明けるシーンとか、YURIさんの芝居が通り一辺倒と言うか、私、姉の死で落ち込んでます感満載で違和感感じたけどそうか~歌手の方だったのね。
好きなシーン
・キキとトンボの心が通じるシーン
キキが墜落したトンボを助けて、そこからキキが自転車に乗る特訓をするシーンね。すごく好きでした。ファンタジーでもなんでもないけど、こういう心が触れ合うシーン、好きです。でもまぁ、完全にフリな「おさえててよ。絶対、手離さないで!」からのやったー!乗れたよ!の流れはありきたり過ぎてもうちょっと凝ってくれよとは思いましたけど、ベタ好きなのでまったく問題なしでしたw
宮崎版は飛行シーンの巧みさが味噌だった(この成長譚は寧ろ凡庸だ)と本作の下手さを見て改めて気付いた。
CG合成の稚拙より演技演出の稚拙がイタい。
日本の瀬戸内に魔女を置く違和を撮る意志は酌むが、だから何?
当時の薬師丸に大きく劣る有望株美少女の力量不足も明白。
2021年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
どうしてもジブリのアニメの印象が強すぎるので、実写版を作ろうと考えた製作陣の勇気に拍手を送りたい。私もジブリアニメのヨーロッパの街並みや森の印象でとらえていたので、昭和な街並みなんだけどちょっとおしゃれ感を出していたり、キノコ狩りでもできそうな森や火曜サスペンス劇場に出てきそうな海の雰囲気が、自分の知っている魔女の宅急便と違いすぎてかなり戸惑いを隠せず(笑)。ただ俳優さんは皆さん好演されてますし、変にアニメ版と比較をしなければ十分に楽しめます。主演の小芝風花さんがキュートなキキを演じています。
ネタバレは含みません。安心してください。
魔女の宅急便とは言いつつも皆さんがご存知のあのジブリの実写版だと思うとホントに残念な部分が多いです。
しかし、あのジブリ映画をないものとし、ただの邦画として観てみるとたいして悪くはなかったと思います。
小芝風花さんをはじめとするキャストの演技などは素晴らしかったと思いますので、それなりに楽しめるとは思います。
ただ、ジブリの魔女の宅急便がホントに好きだという方は「観ない」もしくは「ジブリ別物だと覚悟して観る」と良いと思います。