故ロビン・ウィリアムズさん最後の主演作、来年1月公開決定
2014年12月3日 10:00
[映画.com ニュース] 今年8月に急逝した名優ロビン・ウィリアムズさん最後の主演映画「余命90分の男」が、2015年1月12日に公開されることが決定した。
いつも不機嫌で、怒ってばかりで嫌われ者になってもお構いなしの主人公ヘンリーが、余命90分と宣告され、今まで失くしたものを取り戻そうと街中を駆け回る姿を描いたコメディドラマ。100本を超える出演作の中でもコメディ作品でファンを魅了してきたウィリアムズさんが、人並み外れたかんしゃく持ちながら、実は心の奥底に優しさと愛情をたたえた主人公ヘンリーを絶妙なバランスで人間味たっぷりに演じた。
家族に愛想を尽かされ、友人に嫌われてもお構いなしのヘンリー(ウィリアムズ)は、病院で長時間待たされたあげく、主治医ではないシャロンに診察され怒り心頭。わめき散らすヘンリーにうんざりしたシャロンは、彼が重い病気にかかっていると口を滑らせたうえ、「余命90分」と出まかせを言ってしまう。これに動揺したヘンリーは、病院を飛び出し、残りわずかな時間で幸せを取り戻そうとする。
「テッド」「ブラック・スワン」の女優ミラ・クニスが医師シャロン役で出演するほか、ピーター・ディンクレイジ(「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)、メリッサ・レオ(「ザ・ファイター」)らが共演。「フィールド・オブ・ドリームス」のフィル・アルデン・ロビンソン監督がメガホンをとった。
「余命90分の男」は、15年1月12日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開。同館では、特集上映「未体験ゾーンの映画たち2015」のラインナップ作として上映される。