RADWIMPS・野田洋次郎、手塚治虫の病床日記に着想得た新作で映画初主演!
2014年11月6日 11:00
[映画.com ニュース]人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が、ドキュメンタリー映画「ピュ~ぴる」の新鋭監督・松永大司の長編デビュー作「トイレのピエタ」で、映画初主演を果たすことがわかった。松永監督が、故手塚治虫さんが死の直前までつづっていた病床日記にインスパイアされたオリジナルストーリーで、手塚作品の命題「生命の尊さ」に挑む。
松永監督は、「ウォーターボーイズ」「手錠」などに出演し、その後「ハッピーフライト」「蛇にピアス」のメイキング監督を務めた。メガホンをとり、現代アーティストのピュ~ぴるがたどった8年を追った「ピュ~ぴる」は、第40回ロッテルダム国際映画祭、第11回全州国際映画祭など海外の映画祭で注目を集めた。
松永監督は、手塚さんが1989年1月15日に残した「今日素晴らしいアイデアを思いついた! トイレのピエタというのはどうだろう。癌の宣告を受けた患者が、何一つやれないままに死んでいくのはばかげていると、入院室のトイレに天井画を描きだすのだ……(中略)浄化と昇天。これがこの死にかけた人間の、世界への挑戦だったのだ!」という日記から着想を得たという。「ノルウェイの森」「ソラニン」などを手がけてきた小川真司プロデューサー、「ヘルタースケルター」を担当した甘木モリオプロデューサーがタッグを組み、製作に乗り出した。
野田は、主人公・園田宏役に挑戦。顔や衣服にペンキをつけ、遠くを見つめる姿をとらえたビジュアルが公開されている。
「トイレのピエタ」は、2015年初夏に全国で公開予定。