三池崇史監督、俳優リリー・フランキーに心酔!「シビれた」「稀有な役者」と大絶賛
2014年11月6日 21:10
[映画.com ニュース] 鬼才・三池崇史監督が11月6日、東京・六本木のビルボードライブTOKYOで行われた第13回「三池崇史 presents 大人だけの空間」に出席。最新作「神さまの言うとおり」に出演したリリー・フランキーとともに、“飲酒喫煙OK、台本なし”のトークショーに興じた。
同作でホームレスに扮したリリーについて、三池監督は「俺の監督作で最も自然だった」と太鼓判。さらに「『そして父になる』とか、リリー・フランキーのお芝居にタメ息が出た」と絶賛し、「『凶悪』も大好きで、それにもシビれた。客として映画を見るときは結局役者を見ている。(リリーは)台本によって生まれたキャラクターじゃないところまで持っていっている稀有な役者」とほめちぎった。
さらに、三池監督は「今撮っているものは、今まで犯してきた罪をつぐなうためのすごい清らかな映画」と次回作について言及。「そのあとは歌舞伎を演出しようかなと思ったり、ロケ地の9割が火星という映画とか」と構想を語ると、リリーも「おじいさんになったらフランスで下着デザイナーになろうとしている。下着デザイナーになるためにはゲイになったほうがいいなと思い、今は50代を機会にゲイになる勉強をしている」と爆弾発言で客席を盛り上げた。
良好な関係性をみせた2人だが、リリーが「小室哲哉さんと2人で『ローリング・ストーンズ』を見に行った」際に三池監督と出会ったという。「あの場に小室さんがいなければ顔を合わすことはなかった」と三池監督が振り返れば、リリーは「TKプロデュースなんですよ」と意外な交友関係を明かしていた。
「神さまの言うとおり」は、高校生が不条理なサバイバルゲームに巻き込まれる姿を描く。主人公・瞬を「あまちゃん」「イン・ザ・ヒーロー」の福士蒼汰が演じ、第7回東宝シンデレラ審査員特別賞の山崎紘菜がヒロイン・秋元いちかに扮する。そのほか、神木隆之介、優希美青、染谷将太、大森南朋ら豪華キャストが脇を固める。11月15日から全国で公開。