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「百円の恋」新井浩文が安藤サクラを激賞「日本でNo.1の女優」

2014年10月26日 11:15

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ティーチインに臨んだ(左から)足立紳、 新井浩文、安藤サクラ、武正晴監督
ティーチインに臨んだ(左から)足立紳、 新井浩文、安藤サクラ、武正晴監督

[映画.com ニュース] 安藤サクラ主演の映画「百円の恋」が10月25日、第27回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で公式上映された。安藤はじめ、共演の新井浩文、脚本の足立紳武正晴監督は、上映後のティーチインに出席。観客の質問にひとつでも多く答えようとする4人の姿勢が会場を沸かせた。

松田優作さんの出身地・山口県で開催された2012年周南映画祭の脚本賞「松田優作賞」第1回グランプリを受賞した足立の脚本を、「イン・ザ・ヒーロー」の武監督がメガホンをとり映画化。不器用でどん底の生活を送っていた32歳の一子(安藤)が、中年ボクサーの狩野(新井)と出会い、ボクシングを通して変化していく姿を描く。

武監督は「4年前、仕事がなかったから足立さんとシナリオを作った。僕は男性が主人公の作品が多かったから、女性が頑張る作品が見てみたかったんです。足立さんには自由に書いてほしいとお願いしました」と述懐。足立も「どうにか映画にしたかった。松田優作賞を取れたら営業しやすくなるかなって(笑)」とおどけてみせた。

安藤が本作のオーディションを受けた理由を「戦いたいと思ったから」と端的に明かすと、武監督も「僕らも戦いたかった。(松田優作賞という)頂いた冠をやりきれる俳優を探していたら安藤さんが来てくれて、一子が来たと思いました」と相思相愛の様子を見せた。

新井の出演理由は「素敵な脚本と、安藤サクラが主演だから」とキッパリ。「個人的には今の日本映画界でNo.1だと思っている女優さん」と安藤をほめちぎった。思わぬ称賛を受け「どうしたらいいんでしょう」としどろもどろの安藤に、すかさず新井が「あとでご飯おごってください」とおねだり。安藤も「そのためか(笑)」とやっと笑顔を取り戻した。

また、劇中で驚異的な体型の変化を見せる安藤に、減量期間について質問が飛ぶと「撮影が始まって10日間で絞った。人の体ってすごいなあって(笑)」と自分でも信じられない様子。新井も、一時期は水も飲まないほどの減量を行ったといい「こういう肉体改造はもうやりたくないです」と冗談交じりに過酷な撮影を振り返り、「いい作品に出合わなければいい俳優とは言われない。今までもあったが、今回もそういう作品だと思っています」と自負をにじませた。

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