黒島結菜「ストレイヤーズ・クロニクル」で異能者たちの希望の存在・碧に
2014年10月9日 08:00

[映画.com ニュース] 新進女優の黒島結菜が、本多孝好氏のアクション小説を映画化する「ストレイヤーズ・クロニクル」に出演していることがわかった。黒島は、主人公の昴(スバル)と敵対する「アゲハ」チームのメンバーで、通常の人間には聞こえない高周波を発射して敵を探すレーダー能力を持った碧(アオイ)を演じる。
同作は、秘密裏に行われた実験によって特殊な能力を持たされた若者たちが、2つのグループに分かれ、さまざまな思惑に巻き込まれながらも戦い、傷つけあう姿を描いたアクション。「ヘヴンズ ストーリー」「アントキノイノチ」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、主人公・昴役で岡田将生が主演している。
黒島が演じる碧は、遺伝子操作により動物や昆虫などの能力を混合された者たちの集う「アゲハ」の一員。戦闘能力は低いが、寿命が短く生殖能力も失われている「アゲハ」メンバーの中でただひとり、普通の寿命と生殖能力を有していることがわかり、未来への希望の存在となる。アゲハチームは、碧を守るために戦いの場から遠ざけるが、その扱いに反発し昴のチームに身を寄せる。劇中で敵対する両チーム全員と芝居をする唯一のキャラクターでもある。
NTTドコモやみずほ銀行など、大手企業のCMで注目される黒島は今年、テレビドラマ「アオイホノオ」や映画「呪怨 終わりの始まり」に出演し、2015年には「ストロボ・エッジ」「あしたになれば。」「at Home」とすでに3本の映画出演作が待機中。多くのクリエイターからネクストブレイクと目されている、注目度急上昇の新進女優だ。
黒島は、碧という役について「皆の希望であり複雑な思いを抱えている子で、感情をセリフではなく表情で演じるのがすごく難しいので大丈夫かなって不安でした」と述懐。それでも、監督のアドバイスや共演者にも支えられ、「クランクアップは名残惜しさで一杯になりました。私を選んでいただいたことに感謝して、監督が描いているものに応えられるように精一杯頑張っています」という。
「デスノート」で戸田恵梨香、「GANTZ」で夏菜と、銀幕デビューを飾る女優を抜てきし、「桐島、部活やめるってよ」では橋本愛や山本美月、松岡茉優、清水くるみらを起用するなど、これまでの作品でも、その後に飛躍する女優たちをいち早く見抜いてきた佐藤貴博プロデューサーは、「オーディションのその場で見たものよりも、収録していたVTRで改めて見た時の方が良かった。ファインダーを通して見た時に、また違う顔を見せてくれる、まさに天性の女優としての核を早くも持っている」と絶賛。瀬々監督も、「独特のオーラを発する、久しぶりの映画発信からのアイドルになるだろう」と大きな期待を寄せている。
「ストレイヤーズ・クロニクル」は15年に全国公開。
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