福士蒼汰＆有村架純「ストロボ・エッジ」映画化にW主演！4度目の共演で息ぴったり

［映画.com ニュース］　進境著しい俳優の福士蒼汰と女優の有村架純が、咲坂伊緒氏の人気漫画を廣木隆一監督が実写映画化する「ストロボ・エッジ」にダブル主演することが分かった。2人の共演は、「あまちゃん」「スターマン・この星の恋」「弱くても勝てます～青志先生とへっぽこ高校球児の野望～」に続き4度目となり、息もぴったりの状態で8月1日からの新潟市、新発田市、関東近郊でのオールロケに臨んでいる。

2007年から「別冊マーガレット」で連載された同名少女漫画は、累計発行部数450万部を突破するほど話題を呼び、本田翼＆東出昌大主演で映画化される「アオハライド」の原点ともいえる人気作品だ。今作のテーマは、「全員が誰かに片思い」。恋愛経験のない高校1年生の木下仁菜子は、校内一の人気を集める同級生の一ノ瀬蓮と電車内で知り合い心を通わせていくが、蓮には年上の恋人がいた。2人を軸に、周囲の友人たちを巻き込みながら、それぞれのせつない恋が加速していく姿を描く。

福士と有村は、ともに原作の大ファンだったことから、並々ならぬ意欲で撮影に挑んでいる。生まれて初めて読んだ少女漫画が今作だったという福士は、「『俺が蓮役をやるなら、こうやる』と考えながら読んでいたので、夢がかないました。すごく嬉しいです」と喜ぶ。有村は「原作本を読んでいたので、すごくびっくりしたのと、こんなにまっすぐで素直な子を演じられるのかという不安があって」と心情を吐露。だが、撮影に向けて髪を20センチも切るなど役作りに余念はなく、「そういった意味でも、すごく自分にとっても大きい作品になるんだろうなあって、ワクワクしていました」と明かした。

また、廣木監督との仕事にもみなぎる思いを胸に内包している。「蓮は伏し目がちというか、クールなイメージ。でも感情がないわけではないので、クールな中で感情の起伏をどう見せていくのか、監督と相談しながら進めていきたいです」（福士）、「廣木監督から、『お芝居は足し算じゃなくて、引き算だから』と言っていただき、シンプルなものをこの現場で追求できればいいなと思います」（有村）。

東宝の臼井央プロデューサーは、「王道のラブストーリーを飾る、王道のキャストをそろえることができた。福士さん、有村さん、ともに次代を担う第一人者と思っている。この2人が僕らには必要でした。ティーン世代にとっても、待望のキャスティングではないか」と自信をのぞかせている。廣木監督については、「原作をわたしてから2回も『俺でいいの？』と聞かれました。『廣木さん史上最もキラキラした映画を撮ってください』とお願いしました」と話した。

なお福士、有村とともに、山田裕貴（安堂拓海役）、佐藤ありさ（是永麻由香役）、入江甚儀（是永大樹役）、黒島結菜（杉本真央役）の出演も発表された。

「ストロボ・エッジ」は、2015年3月に全国で公開。