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来日中のスパイク・ジョーンズ監督、最新作「her」を絶賛するジブリ鈴木敏夫氏と対面

2014年5月30日 14:30

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対談するスパイク・ジョーンズ監督と鈴木敏夫氏
対談するスパイク・ジョーンズ監督と鈴木敏夫氏

[映画.com ニュース] 最新作「her 世界でひとつの彼女」を引っさげ、約4年半ぶりに来日したスパイク・ジョーンズ監督が5月29日、都内で行われた特別試写会に出席し、本作を絶賛するスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対面。「社会に置き去りにされた人間に大きな奇跡が起こり、世界が変わるスパイク監督の感性が大好き」(鈴木氏)、「異世界で非日常的なパワーを発揮する普通の人間、という点はジブリ作品と私の作品は近いかもしれない」(ジョーンズ監督)と意気投合していた。

人工知能OS「サマンサ」の知的で魅力的な声にひかれ、次第に“彼女”にひかれる中年バツイチ男性の胸躍る恋愛模様と悲哀を、ジョーンズ監督らしい個性的なビジュアルで描くラブストーリー。主人公セオドア役は「ザ・マスター」のホアキン・フェニックス。サマンサの声をスカーレット・ヨハンソンが担当した。

鈴木氏は「すばらしい作品ですよね。最初は普通の人間が、コンピュータに恋なんてできるのかと疑りながら見たんですが、ちゃんと成立しているから感動しました」と作品を称え、「特にスカーレット・ヨハンソンの声がすごく良かった。もともとファンだから、正直『声だけじゃなくて、顔も見せてよ』って思ったけど(笑)、これなら、コンピュータに恋できるなって」とほれぼれしていた。

また、本作のテーマは“孤独”だと指摘する鈴木氏は「今、ジブリが作っている『思い出のマーニー』もまさに孤独がテーマになっている。要するに、世の中が変わってきたんだと思う。技術革新が進むなか、孤独を描く彼の映画は意味をもつ」と持論を展開。ジョーンズ監督は「感情を分かち合うことで、孤独は埋められると思う。どんなマジカルが登場人物に起こったとしても、それがリアルでなければ伝わらないし、まずは私たち作り手が彼らに共感しなければ」と語った。

ジョーンズ監督は初めて単独で長編脚本も手がけ、第86回アカデミー賞で脚本賞を受賞。授賞式には、「風立ちぬ」が長編アニメーション賞候補にあがっていた鈴木氏も出席しており「彼が壇上にあがり、スピーチする姿を見てうらやましいなと思った」と述懐。「マルコヴィッチの穴」(1999)で長編デビューを飾ったジョーンズ監督にとっては、4本目の劇場長編作で「作業がゆっくりなタイプなので。それに映画作りに時間がかかることは、よくご存知でしょう」(ジョーンズ監督)、「もっとスパイク監督の映画が見たい。まあ『風立ちぬ』も5年かかりましたから」(鈴木氏)と作品づくりの苦労を分かち合っていた。

her 世界でひとつの彼女」は、6月28日から全国で公開。

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