岡田将生、5年ぶり単独主演作公開に「ダブルで幸せ者」
2014年5月24日 15:13

[映画.com ニュース] 人気作家・伊坂幸太郎氏のベストセラー小説を映画化した「オー!ファーザー」が5月24日、東京・角川シネマ新宿ほか全国131館で封切られ、主演の岡田将生をはじめ、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、柄本明、藤井道人監督が舞台挨拶に立った。
ある奇妙な事件に巻き込まれてしまった高校生の息子・由紀夫(岡田)を救出しようと、性格も個性もバラバラな4人の父親たちが奮闘する姿を描いたサスペンスコメディ。「アヒルと鴨のコインロッカー」「重力ピエロ」と伊坂作品常連の岡田は、自ら本作出演に名乗りを上げたそうで「こんな贅沢な話はない。伊坂さんの作品に出られるだけでも幸せ者なのに、主演をやらせてもらいダブルで幸せ者」と喜びを語った。
「ホノカアボーイ」以来、5年ぶりの単独主演を飾った岡田は、「僕自身この映画が大好き。4人の父親という違った家族のあり方に何か感じてもらい、家族っていいなって思ってもらえたら」としみじみ。忽那も、「設定は現実的じゃないけれど、こういう家族がいてもいいんじゃないかという感想をもらった。たくさんの方に見ていただきたい作品」と語った。
父親の1人を演じた佐野は、「僕と柄本さんも1度監督をしたことがあるけれど、初日を思い出すと胸がバクバクする。お察し申し上げます」と藤井監督を気づかった。裏社会を牛耳るフィクサー役の柄本も、「藤井監督は胃かいようになったらしいけど、私はラッシュ(試写)の時に気を失って救急車で運ばれた」という逸話を明かし、藤井監督の緊張をほぐしていた。
もう2人の父親を演じた村上淳と宮川大輔からはビデオメッセージ、原作の伊坂氏からは初日祝福と岡田と藤井監督への感謝の手紙が寄せられた。本作で商業デビューを果たした新鋭・藤井監督は、「伊坂先生に初めてお会いしたのは社会人1年目で、緊張していた僕を『楽しみにしてます』とフォローしてくださった。この場に立てることは夢にも思っていなかった。僕の方こそ感謝」と感無量だった。
(C)吉本興業
フォトギャラリー
関連ニュース






性別適合手術が違法とされた1960年代の事件から着想 飯塚花笑監督作「ブルーボーイ事件」25年秋公開、中川未悠、中村中、錦戸亮らが共演
2025年3月25日 11:00