「私の男」がモスクワ国際映画祭コンペ部門に正式出品!
2014年5月19日 23:00
[映画.com ニュース] 桜庭一樹氏の第138回直木賞受賞作を鬼才・熊切和嘉監督が映画化した「私の男」(主演:浅野忠信、二階堂ふみ)が、6月19日(現地時間)から開催される第36回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品されることが分かった。
昨年、大森立嗣監督作「さよなら渓谷」が審査員特別賞、降旗康男監督作「少年H」がGALA部門で特別作品賞を受賞して大きな話題を集めた同映画祭。本年度のコンペティション部門に、日本映画としては唯一「私の男」が出品されることが、現在開催中の第67回カンヌ映画祭で行われたモスクワ国際映画祭・公式記者会見で明らかにされた。
1959年にスタートし、過去には日本を代表する監督の作品が上映された権威ある映画祭への出品に、熊切監督は「黒澤明監督、新藤兼人監督をはじめとする先達のおかげですが、日本映画とゆかりが深い、歴史ある映画祭で、『私の男』が上映できることはとてもうれしいです。雪に閉ざされた世界に生きる父と娘の話を、極寒の地に住む人々にどのように受けとめていただけるか、今からとても楽しみです」とコメントを発表している。
ロシアの名匠セルゲイ・ボドロフ監督の「モンゴル」(アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)に主演した経験を持つ浅野は、「ロシアには僕のファンが多いはずなんです(笑)」とジョークを交えながら、「数ある作品の中から『私の男』を選んでくださったことに感謝します。モスクワ映画祭への出品をきっかけに、たくさんの方にこの作品を見ていただければうれしいです。グランプリを取って、絶好の撮影タイミングでロシアから南下してくれた流氷へ恩返ししたいですね」と期待を寄せている。
「私の運命の作品が、モスクワの地で上映されると考えるだけでとてもワクワクします。わーい」という喜びを伝えるのは、二階堂ふみ。11年の「ヒミズ」で第68回ベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞し、世界から注目を集める女優だけに、賞の行方に期待がかかる。
「私の男」は、10歳で孤児になった少女・花(二階堂)と、若くして花を引き取った遠縁の男・淳悟(浅野)が、寄り添うようにしながら禁断の愛を育んでいく姿を描く問題作。二階堂は、あどけない中学生から成熟した女性へと変わっていく花を熱演し、撮影時には3回以上も流氷の海に飛び込んだという、こん身の演技を披露する。6月14日から全国公開。
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