オスカー候補「アナと雪の女王」監督コンビが来日、宮崎駿監督に敬意
2014年1月30日 17:41

[映画.com ニュース] 第86回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされている「アナと雪の女王」の来日会見が1月30日、都内で行われ、共同でメガホンをとったクリス・バック監督とジェニファー・リー監督、プロデューサーのピーター・デル・ベッチョ氏が出席。同部門には宮崎駿監督の「風立ちぬ」も候補にあがっており、リー監督は「宮崎さんは私たちにインスピレーションを与えてくれる存在。だから一緒にノミネートされたことは光栄。一番のお気に入りは『千と千尋の神隠し』で、家には『となりのトトロ』のポスターが貼ってあるの」と敬意を表した。
映画はアンデルセン童話「雪の女王」にインスピレーションを得たミュージカルファンタジー。触れた物を凍らせるパワーを制御できず、王国を冬の世界に変えてしまった姉エルサと、そんな姉と凍てつく王国を救おうとする妹アナの愛と冒険を描き、ディズニー史上初となる2人のプリンセスを主人公に据えた。
バック監督は「ディズニーの永遠のテーマである“真実の愛”を新しい角度で描きたかった」と説明。リー監督は、ディズニーアニメーション初の女性監督で「彼女がいたから、ヒロイン像にリアリティが生まれた」(バック監督)、「現実的で共感できる、ありのままの自分を探すヒロインを目指した」(リー監督)と語っていた。
また、ベッチョ氏は「ここにいる2人が生み出した心に響くストーリー、そしてエモーショナルな音楽が支持された大きな理由。それに雪と氷の世界をリアルな質感で描いたビジュアルも魅力となって、予想を超える成功を収めることができた」と世界的なヒットを分析していた。
会見には日本語吹き替え版で、アナを演じる女優の神田沙也加が出席し、劇中歌「For The First Time In Forever」を熱唱。その歌声に乗せて、本田望結ちゃんと紗来ちゃんの姉妹がかわいらしいスケーティングを披露していた。
現在、ディズニー史上最もヒットした「ライオン・キング」の全米興行収入を上回るヒットを記録中。第71回ゴールデン・グローブ賞では最優秀アニメーション映画賞に輝いた。第86回アカデミー賞では長編アニメーション部門と主題歌部門(「Let It Go」)にノミネートされている。
「アナと雪の女王」は、3月14日から2D/3Dで公開。
(C)2013 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
フォトギャラリー
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
「Travis Japan」松田元太&中村海人が香港ディズニーランド・ホテルに登場! 7人のアメリカ旅を追ったドキュメンタリーが26年配信
2025年11月13日 18:45
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー