シュワちゃん、生涯現役を約束「引退なんて絶対にしない」
2013年12月3日 20:04
[映画.com ニュース]ハリウッド俳優アーノルド・シュワルツェネッガーが12月3日、シルベスター・スタローンとの共演作「大脱出」のジャパンプレミアを都内で行った。ファンとハイタッチを交わしながら登壇した66歳は、「引退なんて絶対にしない。何で辞めなきゃいけないんだ? 倒れて死ぬまでやるよ」と生涯現役を約束。政治の世界への復帰は「“ネバー”という言葉は使いたくないけど」と慎重に言葉を選んだが、「こうしてまたショービズの世界に戻ってきたよ。I'll be back(また帰ってくるよ)!!」と「ターミネーター2」の名ゼリフで決めた。
シュワルツェネッガーは今作で、刑務所内でカリスマ的な地位にある、敵か味方か不明の囚人ロットマイヤーを演じている。刑務所の安全性を確認するために脱獄を生業とするコンサルタントのブレスリンは、罠にはめられて墓場の異名を持つ刑務所に投獄させられ、組織の陰謀を暴くために自らのスキルを駆使して脱獄を図る。
熱烈なファンの歓声を受けたシュワルツェネッガーは、「僕は40年来、日本に来ているからね。70年代はボディビルやフィットネスのプロモーション」と述懐。さらに、「それから『コナン・ザ・グレート』に『ターミネーター』『コマンドー』『ツインズ』に『キンダガートン・コップ』。カリフォルニア州知事として来たときは、貿易の交渉をしたんだ」と満面の笑みを浮かべた。
今回の映画に関しては「スタローンからある日、突然電話が来たんだ。『脚本が見つかったぞ』ってね。『どこがいいんだ?』って聞いたら『ついに俺と君がスクリーンでファイト出来るぞ』と言う。こっちが『でも、俺が勝っちゃうぜ』と言ったら、向こうも『そうは言うけど実際には俺が勝つよ』なんて言うんだ。それでどうなるかやってみようって2人で出ることにしたんだよ」と、スタローンとのやり取りを明かした。肉体派俳優の双璧をなしてきたスタローンとの関係については、「昔はライバルだったけど、いまは友人さ。これからも一緒に作っていくよ。もう『エクスペンダブルズ3』は撮り終えているんだ」と語りファンを沸かせていた。
「大脱出」は、2014年1月10日から公開。