巨匠ベルトルッチのデビュー50周年「革命前夜」など初期傑作3作がブルーレイ化
2013年11月4日 08:00
[映画.com ニュース] 巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督の監督デビュー50周年を記念し、初期の傑作3作を集めたブルーレイ&DVDボックス「ベルナルド・ベルトルッチ アーリー・イヤーズ」が、12月4日に発売される。
アカデミー賞9部門受賞の「ラストエンペラー」(87)などで知られるベルトルッチ監督は、2003年の「ドリーマーズ」発表後、病に倒れ一時は引退も危ぶまれたが、2012年カンヌ映画祭で10年ぶりの新作となる「孤独な天使たち」を特別招待作品として出品し、完全復活を遂げた。日本でも今年5月に公開され、スマッシュヒットを記録している。
「ベルナルド・ベルトルッチ アーリー・イヤーズ」に収録されるのはピエロ・パオロ・パゾリーニの助監督を経験後、イタリア映画史上最年少の21歳で監督デビューした「殺し(1962)」、主人公が自らのイデオロギーのあり方に苦悩する「革命前夜」、ドストエフスキーの小説をもとに、2つの人格を持つ男の姿を鮮烈に描いた初のカラー作品「ベルトルッチの分身」の3作。当時の監督自身の姿も投影した、巨匠の原点を発見できる作品だ。
「ベルナルド・ベルトルッチ アーリー・イヤーズ」ブルーレイボックス(税込み1万3650円)、DVDボックス(1万500円)は12月4日発売。