【全米映画ランキング】「ジャッカス」シリーズ最新作がV 豪華スター競演「悪の法則」は4位デビュー
2013年10月30日 14:08

[映画.com ニュース]先週末の全米ボックスオフィスは、人気コメディアン、ジョニー・ノックスビルによる「ジャッカス」シリーズ最新作「Bad Grandpa」が、R指定作品ながら約3200万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は2001年から始まったドッキリTV番組「ジャッカス」シリーズの名物キャラクター、アービング・ジスマンを主人公にしたコメディ。86歳のアービング(ノックスビル)とその孫のビリーが、行く先々で様々なトラブルを起こしながらアメリカを横断する姿が描かれる。「ジャッカス」シリーズでは、10年公開の「ジャッカス3D」(約5000万ドル)に次ぐ、2位のオープニング興収を記録。レビューも酷評は少なく、まずまずのスタートとなった。
2位は3週連続の首位から陥落したSFスリラー「ゼロ・グラビティ」。24日間の累計興収は約1億9900万ドルと2億ドル目前。現在の全世界興収は約3億6400万ドルで、11月と12月でイギリス、中国、日本などで公開予定となっており、最終興収7億ドルを目指す。また、ジョージ・クルーニー出演作では「オーシャンズ11」(01年/約1億8300万ドル)を抜いて、過去最高の興収を記録している。
3位は先日東京国際映画祭のゲストとして来日したトム・ハンクス主演、ポール・グリーングラス監督の実録スリラー「キャプテン・フィリップス」。17日間の累計興収は約7000万ドルで、グロスは1億ドル近辺になりそう。
約780万ドルで4位デビューとなってしまったのは、「ノーカントリー」「ザ・ロード」の原作者コーマック・マッカーシー氏が書き下ろしたオリジナル脚本を、巨匠リドリー・スコットが映画化したサスペンスドラマ「悪の法則」。ちょっとした小遣い稼ぎのつもりで麻薬ビジネスに手を染めてしまった弁護士が、周囲のセレブを巻き込みながら最悪の悲劇に巻き込まれていく。出演にマイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ブラッド・ピット、ハビエル・バルデム、脚本がピューリッツァー賞受賞作家マッカーシーの書き下ろし、監督がリドリー・スコットという超話題作だったが、やや期待はずれなスタートになってしまった。マッカーシー氏らしい残酷な運命を描いた作品ながら、レビューは賛否が半々で、今後は北米以外での成績に期待するしかなさそうだ。共演にブルーノ・ガンツ、エドガー・ラミレス、ジョン・レグイザモ、ロージー・ペレス、ルーベン・ブラデス、ゴラン・ビシュニック。
そして、圏外16位から拡大公開によりランクインしたのが、今年度のアカデミー賞最有力候補の一作「12 Years A Slave」。1841年、ワシントンD.C.で誘拐され、南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノースアップが12年間の壮絶な奴隷生活を綴った伝記を映画化。プロデューサーがアーノン・ミルチャンとブラッド・ピット。出演にキウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ポール・ジアマッティ、ピット。そして、監督は「SHAME シェイム」のスティーブ・マックイーンという豪華布陣で製作した歴史ドラマで、今年のトロント国際映画祭で観客賞(最高賞)を受賞した。アルフォンソ・キュアロン監督のSFスリラー「ゼロ・グラビティ」とともに今年の賞レースを引っ張る存在になっている。
今週末は、オヤジ版「ハングオーバー」と話題になっているコメディ「Last Vegas」(マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クライン出演)に、オースン・スコット・カード氏のSF小説を「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド主演で映画化した「エンダーのゲーム」(ハリソン・フォード、ベン・キングズレー、アビゲイル・ブレスリン、ヘイリー・スタインフェルド共演)、3Dアニメ「Free Birds」が公開となる。
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