エンダーのゲーム

劇場公開日:

エンダーのゲーム

解説

オースン・スコット・カードが1977年に発表し、アメリカSF界の権威であるヒューゴー賞とネビュラ賞をダブル受賞した名作小説「エンダーのゲーム」を映画化。異星人の侵攻を受けた地球は、衛星軌道上に「戦いを終わらせる者」を育成するバトルスクールを設立し、世界中から優秀な子どもたちを集めていた。一家族がもうけられる子どもは2人までと定められた世界で、禁断とされる3人目の子ども=サードとして生まれたウィッギン家の少年エンダーは、それゆえに冷遇されて育ったが、やがて才能を見込まれバトルスクールに送られる。優秀な成績をおさめ、みるみる頭角を現すエンダーに周囲は「戦いを終わらせる者」として期待を寄せるが、エンダーは戦うことへの疑問と重い宿命に苦悩する。そんな中、最終戦争の時が迫り……。エンダー役は「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。監督は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャビン・フッド。原作者自らもプロデューサーとして製作に参加している。

2013年製作/114分/G/アメリカ
原題:Ender's Game
配給:ディズニー
劇場公開日:2014年1月18日

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映画レビュー

0.5主人公が嫌な感じ

2024年2月3日
PCから投稿

主人公のクソガキが嫌な感じでおもしろくなかった。謙虚さの無いえらそうなクソガキ嫌いですわ。この映画はCGを作ってる人が一番偉い。

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関学にチー牛はおらんのんじゃ

5.0名作のパーフェクトな実写化

2023年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

原作はオースン・スコット・カードの同名ベストセラー小説。

【ストーリー】
未来の世界。
人類はフォーミックと呼ばれる昆虫型の知的生命にその生存域を脅かされていた。
国際艦隊は彼らと戦うために、年少の子どもたちを徴兵して宇宙軍に編入させ、彼らを起用しての総力戦をもくろむ。
フォーミックに破壊され、資源がすり減った地球では、出産制限がしかれていた。
だが兄と姉がバトルスクールで優秀な成績をおさめたとして、エンダーことアンドリュー・ウィッギンは本来は規制されるべき"3人目の子供"として生を受ける。
残酷だが明晰で容赦ない兄と、相手の気持ちや立場に立って思考できる賢明で優しい姉、両者の資質を受け継いだエンダーは、グラッフ大佐のもとで戦士としての才能を開花させ、メキメキと頭角をあらわす。
ついに軌道上バトルスクールへの入学を認められ、史上最年少でバトルチーム"ドラゴン"を率いるまでになったエンダー。
斬新な戦術と大胆な用兵で次々とトップチームを蹴散らすが、元いたチーム"サラマンダー"の指揮官、兄に似た残酷さをもつボンソーがエンダーを痛めつけんとシャワールームに呼びだす。
だが戦略眼のみならず、脅威に接したさいの残酷性も上まわるエンダーは、ボンソーを殺してしまう。
自分の起こした悲劇を知らされず、最終試験として外宇宙の敵母星ほど近い基地に送られる。
そこでエンダーは、かつてフォーミックを撃退して人類を救済した伝説の人物、メイザー・ラッカムと出会う。
「最終試験は私との戦いだ。エンダー、私は君が今まで出会った誰よりも手強い敵だ」
最強の敵として立ちはだかるラッカム。
終わらせる者"ENDER"としてその厳しい戦闘を一つまた一つとどうにか乗りこえるエンダー。
だが国際艦隊とグラッフたちは、試験の裏に、この優しき少年には耐えられないほどの大きな嘘を隠していた——!

オースン・スコット・カードの大ヒット小説「エンダーのゲーム」の、待ちに待った映画化。
まず中編として雑誌に発表され、その後長編として出版された、ジュブナイルSFのオールタイムベストです。
その後続編が次々と書かれ、カードの最長シリーズとなった当作品ですが、内容は宇宙空間での艦隊戦などの派手な展開よりも、他の知性体とのコンタクトが物語の中心となりました。
そのあたりは続巻「死者の代弁者」「ゼノサイド」「エンダーの子供たち」で描かれます。
また年少ながらエンダーと双璧をなす優秀な部下のビーンサイドを描いた「エンダーズ・シャドウ」「シャドウ・オブ・ヘゲモン」「シャドウ・パペッツ」といったサイドストーリーのシリーズも。
こちらはなんとエンダーの兄ピーターとビーンが、地球統合政府を作ってしまうお話。
姉のヴァレンタインもちょいちょい出てきては、いいセリフを残していってくれてます。
中編版「エンダーのゲーム」は短編集「無伴奏ソナタ」に収録されてます。
長いサガとつきあうのは骨が折れるという方にはこちらをぜひ。
ほかの収録作もいずれ劣らぬ名作ぞろい、カードが人気作家たる手腕がわかる本です。

ちなみに現在「アバター」シリーズが記録的ヒット中のジェームズ・キャメロン監督のちょい興行収入ズッコケ作品「アビス」のノベライズも、監督直々のオファーでやってます。
しかもカード、キャメロン監督に誘われて、ダイビングまでさせられたというファン垂涎のほっこりエピソードも。
ガチですよガチ!
「アビス」自体も「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」につながるCGの水表現を大きく切り拓いた作品で、ノベライズはキャラクターを心理側から深く切り込んだ良作となっており、キャメロン監督も「おかげで登場人物の心理を掘り下げられた」と賛辞を送っています。

さて本編ですが、画期的作品は後続にパクられてしまう運命にあり、映像化が遅きに失した感はどうしても拭えません。
ですが、ほぼ内容の改変なしでの映画化は、自分のようなカードファンには大きなプレゼントとなりました。
繊細な少年主人公をとり囲む、大佐役のハリソン・フォードや刺青だらけのラッカム、いかつい軍曹役もいい味出してて、ミリタリーSFとしても出色の作品に仕上がってます。
会社で叱られて無力感を覚えた週末に、
「ああ、いっちょ地球でも救いたいなあ」
と思ったあなた、ぜひこの映画を観て、いい休日をお過ごしください。

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かせさん

4.0知性と知性の戦い、空想は遠く宇宙を駆け巡る

2023年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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sas

2.5残念な出来栄え

2021年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

細部まで、よく作りこんであると思います。

「訓練の日々と思っていたのに…」というストーリーの根幹があるので、仕方ないのかもしれませんが、
・大人か全然出てこない。
・戦争の実感がわかない(タイトルが意図的にゲームを謳っている)
・主人公の行動原理が不明瞭
・キャラクターの魅力不足

などの残念ポイントがあります。
しかし、ワンテーマでここまで作り込んだ映画も珍しく、世界観の広がりを付ければとんでもない大作映画になったのかもしれません。

VFXも、10年後に見返してみれば、目も当てられないレベルまで落ちているかもしれません。
あえて今、「タイタニック」などを見返してみれば分かることです。作り物っぽさが漂う映像に価値は無いと言えるでしょう。
それでも、ディカプリオは画面に、自分の命を焼き付けたから、あの映画は評価されたのだと思います。

やはり、映画に大切なのは、俳優のエモーショナルな演技だと再認識しました。

そういう意味で、この作品の「訓練だったんじゃないの?」という作品構造は、致命的に作り物くささが拭えません。

2015.2.22

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うそつきカモメ
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