死刑囚の告発をもとにした話題作「凶悪」モントリオール映画祭に出品決定!
2013年7月12日 17:00

[映画.com ニュース] 死刑囚の告発をもとに、凶悪殺人事件を追ったベストセラーノンフィクションを映画化、山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキーの共演する社会派サスペンス「凶悪」(白石和彌監督)が8月22日(現地時間)開催の第37回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることがわかった。
白石監督は「モントリオール世界映画祭に招待されたことをとても嬉しく思います。日本で実在した事件を元としたこの映画が、海外でどうリアリティを持って見てくれるのか、とても興味があります。スクリーンの中で役者の皆さんがより一層躍動してくれることを期待しています」とコメントを寄せている。
モントリオール世界映画祭は、北米最大規模の権威ある映画祭。2006年に奥田瑛二監督の「長い散歩」、2008年に滝田洋二郎監督の「おくりびと」がグランプリを受賞し、日本作品が高い注目を集めている。フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門は、毎年「世界の注目すべき映画に焦点を当てる部門」として注目作品が出品されることで世界中から注目される。本作以外で日本からは「シャニダールの花」が同部門、「利休にたずねよ」がワールド・コンペティション部門にノミネートされている。
ひとりの雑誌ジャーナリストが、死刑囚の告発を頼りに警察も知らない殺人事件を明るみに出し、首謀者逮捕に至らしめた実在の事件を綴った新潮45編集部編「凶悪 ある死刑囚の告発」が原作で、映画では、山田がジャーナリストの藤井に扮し、ピエール瀧が告発する死刑囚・須藤、リリー・フランキーは須藤の告発によって明るみになる凶悪事件の首謀者と目される木村を演じる。個性派3人の熱演により、実在の凶悪殺人事件の真相を描くとともに、そこに内在する日本社会の問題をあぶりだしていく。
「凶悪」は9月21日全国公開。
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