来日したデンゼル・ワシントン、高級寿司に興味「すきやばし次郎に行きたい」
2013年2月20日 12:49
[映画.com ニュース]主演作「フライト」で第85回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされている米俳優のデンゼル・ワシントンが2月20日、同作のメガホンをとるロバート・ゼメキス監督、プロデューサーのウォルター・F・パークス&ローリー・マクドナルド夫妻とともに都内で来日記者会見を行った。
ワシントンの公式来日は、「サブウェイ123 激突」(2009)のキャンペーン以来、約4年ぶり。授賞式を2月24日(現地時間)に控えるなか、「もしアカデミー賞を受賞したら、壇上で『ありがとう』と日本語で挨拶するよ」と親日家ぶりをアピールし、「ぜひ、次郎に行ってみたいんだ」とハリウッドセレブ御用達で、ドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」でも話題を集めた銀座の名店・すきやばし次郎に興味津々だった。
映画は奇跡的な緊急着陸によって旅客機墜落を防ぎ、ヒーローとなった機長のウィトカー(ワシントン)が、血液中から検出されたアルコールが原因で一転、犯罪者として裁かれる姿を描く。主演男優賞のほか、脚本賞にもノミネートされており、「脚本がすばらしかったから、即興やアドリブは必要なかった。演じながら、感情のジェットコースターに乗る感覚を味わった」(ワシントン)。ゼメキス監督とのタッグを「リラックスできる環境を作ってくれるから、不安を感じることなく、どんなことも試すことができた」と振り返ると、ゼメキス監督は「彼の選択は常に正しいから、私自身はあまり演出をしていない」とワシントンの演技を絶賛した。
ゼメキス監督にとっては、トム・ハンクス主演の「キャスト・アウェイ」以来12年ぶりに手がけた実写作品。最大の見せ場のひとつである“奇跡の背面飛行”について「ハードルが高く、時間もかかった。特殊効果チーム、CGアーティスト、スタントマンたちが一丸となって協力し、思いつくトリックすべてを駆使したんだ。実際に30人くらいを逆さまに撮影したこともあった」と舞台裏を明かしていた。
「フライト」は3月1日から全国公開。
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