武田梨奈「デッド寿司」で「お寿司を嫌いになったらごめんなさい」
2013年1月19日 23:15

[映画.com ニュース] 鬼才・井口昇監督の最新作「デッド寿司」が1月19日、東京の新宿武蔵野館で封切られ、井口監督ほか、主演の武田梨奈、松崎しげる、津田寛治らが舞台挨拶に立った。
「片腕マシンガール」「電人ザボーガー」などで知られる井口監督が、人食い寿司の恐怖を描いた異色パニック映画。謎のウイルスによって殺人鬼と仮したゾンビ寿司たちを相手に、伝説の寿司職人を父にもつケイコ(武田)が激闘を繰り広げる。海外版予告編がYouTubeで100万アクセスを突破するなど、国際映画祭でも大きな話題を集めてきた。
会場の“ノボル”コールに歓迎され登場した井口監督は、「すごいうれしい! アイデアを思いついた時、周りは何を考えてんだという雰囲気だった。ふだんは『最強のふたり』とかをかけているこの映画館で、これだけたくさんの人に来てもらえて本当に幸せ」と喜びをかみしめていた。
「ハイキック・ガール!」「KG カラテガール」など、吹き替えなしで高度なアクションに挑戦してきた武田は、本作で米テキサスの映画祭「ファンタスティック・フェスト2012」の主演女優賞を受賞。「まさかお寿司と戦って主演女優賞をもらえるとは。お寿司を嫌いになってしまったらごめんなさい。私は逆にお寿司が好きになって、週2回通っている」とニッコリ。あこがれの俳優はジェッキー・チェンだそうで、「着物でのアクションはおなかが押しつぶされ、息ができなくて大変だったけど、コミカルなシーンもあったのですごく楽しかった」と振り返った。
松崎は、「監督が何を考えているのか全然分からなかったけど、あの笑顔に全部やっつけられた感じ。何をやっても『いいすっね!』と、キャストをノセるのがすごくうまい監督」と感心しきり。また、「見た目は小熊のプーさんがニコニコしているようなのに、考えていることは血しぶきとか。素晴らしい発想を持っていると思う!」とそのギャップに驚いていた。津田は、「武田さんのアクションに口あんぐり。個人的には、井口監督の大好きな伊丹(十三)映画の名作『タンポポ』へオマージュを捧げているシーンがあるので見てほしい」と意味深にほほ笑んでいた。
井口監督は、「寿司が飛んで人に噛みつくという新しいタイプのパニック映画。今話題のダイオウイカに似たのも出てくるので、ある意味時代が『デッド寿司』に追いついたかな。新しいアドベンチャーを楽しんで!」と冗談まじりにアピール。武田も得意の“生アクション”を披露し、会場を大いに沸かせていた。
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