【全米映画ランキング】「アメイジング・スパイダーマン」がV。豪華スター共演「Savages」は4位
2012年7月10日 15:45
[映画.com ニュース] 独立記念日を迎え、サマーシーズンの折り返しに入った全米ボックスオフィス。3本の新作が公開された先週は、大ヒットシリーズの最新作「アメイジング・スパイダーマン」が約6500万ドルの興収で首位デビューを果たした。
同作は、サム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演で大ヒットした「スパイダーマン」シリーズ(2002、04、07)の監督・キャストを一新して製作したリブート作品。「ソーシャル・ネットワーク」「わたしを離さないで」のアンドリュー・ガーフィールドが主人公ピーター・パーカーに扮し、前3作とは異なるスパイダーマンの誕生を描く。
週末3日間の興収は約6500万ドルだったが、7月3日(火)から公開されているため累計興収は約1億4000万ドルに。前3部作の時のような記録ずくめの成績ではないが、興収3億ドル以上は見込めるスタートなった。ただ、ライミ版の「スパイダーマン」は1作目が約4億370万ドル、2作目が約3億7358万ドル、3作目が約3億3365万ドルと作品毎に最終興収が落ちているので、この新生「スパイダーマン」の第1作でジンクスを破ってほしいところだ。メガホンをとったのは「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ。共演にエマ・ストーン、リス・エバンス、デニス・リアリー、マーティン・シーン、サリー・フィールド。
2位は前週首位の「テッド(原題)」。10日間の累計興収は約1億2000万ドルに。マーク・ウォールバーグ出演作では「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」を抜いて歴代4位に。3位「ディパーテッド」(06年/約1億3200万ドル)を抜くのは時間の問題で、2位「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(01年/約1億8000万ドル)、1位「パーフェクト・ストーム」(00年/約1億8200万ドル)も射程圏内に入っている。
3位は「メリダとおそろしの森」。こちらは17日間の累計興収が約1億7400万ドルに。最終興収は2億3000万ドルあたりか。
そしてオープニング興収約1600万ドルで初登場4位となったのはオリバー・ストーン監督の新作「Savages」。ドン・ウィンズロウ原作の犯罪サスペンス「野蛮なやつら」(角川書店刊)を映画化した同作は、カリフォルニアで麻薬ビジネスに手を染め成功している男女3人に、メキシコの麻薬組織の魔の手が伸びるという内容。主人公にはテイラー・キッチュ、アーロン・ジョンソン、ブレイク・ライブリーの3人。その他ベニチオ・デル・トロ、ジョン・トラボルタ、サルマ・ハエック、エミール・ハーシュら豪華スターが顔を揃える。レビューは概ね良好で、今週末に大人向けの新作がないため、2週目の興収も期待できそうだ。
その他、ケイティ・ペリーの音楽ドキュメンタリー「Katy Perry: Part of Me」は8位にランクイン。ウッディ・アレンの最新アンサンブルコメディ「To Rome with Love」が拡大公開により圏外から10位に滑り込んだ。
今週末は20世紀フォックスとブルースカイスタジオの大ヒットアニメシリーズの第4弾「Ice Age: Continental Drift」が公開となる。
PR
©2024 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
【推しの子】 The Final Act NEW
【知ってるけど、ハマってない人へ】今が新規参入の絶好機!この作品で物語の最後まで一気に観よ!
提供:東映
モアナと伝説の海2 NEW
【私&僕が「モアナ」を選ぶ理由】音楽も物語も大好きな傑作の“超進化最新作”絶対観るでしょ!
提供:ディズニー
テリファー 聖夜の悪夢 NEW
【全米が吐いた】鑑賞し失神する人が続出、なのに全米No.1ヒット…なんで!? 人気の秘密を徹底解剖
提供:プルーク、エクストリームフィルム
アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師
【ナメてた公務員が“10億円詐欺”を仕掛けてきました】激推ししたい“華麗どんでん返し”映画
提供:ナカチカピクチャーズ
犯罪が起きない町で、殺人事件が起きた――
【衝撃のサスペンス】AIで守られた完璧な町。なぜ事件は防げなかったのか? 秩序が崩壊する…
提供:hulu
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。