寺脇康文&中尾明慶が新“相棒”コンビ結成? 台湾映画の吹替えで初共演
2012年7月10日 14:02
[映画.com ニュース] 俳優の寺脇康文と中尾明慶が7月10日、都内のスタジオで台湾製アクション大作「ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1」の日本語吹替え版の公開アフレコを行った。
台湾エミー賞5部門受賞の人気テレビドラマ「ブラック&ホワイト」を映画化。台湾の大都市ハーバー・シティを舞台に、正義感あふれる新米刑事インション(マーク・チャオ)とお調子者のヤクザ幹部ダーフー(ホアン・ボー)が、ひょんなことからコンビを組み、巨悪犯罪組織に挑んでいく。台湾ドラマ界のヒットメイカー、ツァイ・ユエシュン監督の初長編映画となる。
ダーフー役をコミカルに演じた寺脇は、「こういう映画は大好き。全編クライマックスのようなジェットコースタームービーで、こういうのやってみたい」とお気に入りの様子。また、「ホアン・ボーの素晴らしい演技を邪魔しないように気をつけながら、やりすぎかなってくらいオーバーめにやるのがちょうどいいんだなって勉強になった」とアフレコのコツをつかんでいた。
吹替え初挑戦の中尾は、「貴重な経験になった。本当に難しくて、吹替え用の台本も何もかも分からないまま、10時間くらいかけてとった。その日のことはもう覚えていません」と全力を出し切り抜け殻状態。終盤は、「サンダルを脱いで裸足でやった。そのうち服も脱ぎ出すんじゃってくらいきつかった。どんな出来上がりになっているか怖いし、正直もう2度とやりたくない!」と本音をもらしていた。
寺脇は、「ROOKIES」などで熱い男のイメージが強い中尾に「インションは真っすぐな熱血漢の役なので、ばっちり合っていると思う。次は声だけじゃなくぜひ芝居で共演したい」と新たな“相棒”に期待を寄せた。一方の中尾は、最近身の回りで起きた映画のような鬼気迫る瞬間を聞かれ、「何カ月か前に付き合っていた子との別れ話(笑)。インションのようにうまくかわせず危機で終わった」と暴露し、笑いを誘っていた。
「ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1」は、9月8日から公開。