ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1

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ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1

解説

台湾エミー賞で5部門を受賞した人気テレビドラマ「ブラック&ホワイト」の劇場版。ドラマ版から3年前にさかのぼり、主人公の熱血刑事インションの新人時代を描く。台湾の大都市ハーバー・シティ。正義感あふれる新米刑事ウー・インションとお調子者のヤクザ、シュー・ダーフーは、謎の武装集団が核攻撃を目論んでいることを知る。巨大な陰謀に巻き込まれてしまった2人はコンビを組み、巨悪犯罪組織に立ち向かう。主演は、ドラマ版に続いてインションを演じるマーク・チャオ(「モンガに散る」)。監督は、台湾版「花より男子」も手がけたヒットメーカーのツァイ・ユエシュン。

2012年製作/128分/G/台湾
原題:痞子英雄 首部曲 全面開戦 Black & White Episode 1: The Dawn of Assault
配給:東映
劇場公開日:2012年9月8日

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映画レビュー

3.0俳優は髪が命

2012年9月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

モンガに散るがいつまでも心に残る映画だったので、香港アクションを観るというより、モンガの彼を観たくて前売りを買ったのだが…熱血や正義感いっぱいなのはともかくとして、どうも主人公に感情が向かない。情報局の2人や、やくざのボスに、仲介人でさえも渋いと思うのに…と乗り切れないままに観ていたら、武装したプロが登場。わかった、髪の毛だ!動きにつれてなびく髪がないから、見とれることができないのか…次回作は、少しでいいから前髪で表情力アップを願いたい。
MITの彼女は、非の打ち所のない美形だったし、情報局にも美男はいた。しかし、ぱっとしないやくざの弟弟たちほど、あったかいキャラはない。兄貴、幸せになってくれ、にはじーんとした。

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あんみつ

4.02時間ノンストップ

2012年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

ドラマをずっとみていたので、
ヴィック・チョウさんが出演されていないのは寂しい!
なので、ストーリーもドラマより前を描いています。
在天がいない英雄なんて!大丈夫か・・・と、いらない心配でした。シューとのからみもとても楽しかったです。

それにしても、さすがバブリーな台湾エンタメ!ド派手な演出。アクションが大好きな方は、2時間ノンストップで楽しめると思います。
是非、劇場で見てください!

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きなこ

4.0格の約10億円の予算でハリウッド作品に負けないくらいの迫力あるノンストップアクション作品

2012年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 本作は台湾でドラマ化され、歴史的な高視聴率を記録した「BLACK&WHITE」の映画版。実はテレビシリーズでも、あまりに製作費をつぎ込んだ結果、続編のシリーズを作る分の予算まで使い果たしてしまったのだと監督は、舞台挨拶で明かしました。
 けれどもあまりの高評価で、当初予定していた劇場版を繰り上げて作ったというのが本作の経緯なのだそうです。
 これまでの台湾映画では破格の約10億円の予算で作られており、激しいアクションシーンなど見どころが満載でした。
 全体の評価としては、アクションシーンは、高級車も惜しげもなく何台も潰したり、ビルごと炎上させたり、果てはラストのハイジャックシーンでは、ジョット機1機確実にぶっ壊していました。画面からも、湯水のように建物や乗り物がクラッシュしていくシーンを見せ付けられて、ハリウッド作品に負けないくらいの迫力あるノンストップアクション作品となっていて、最後まで退屈しませんでした。

 また主演のマーク・チャオのノースタントの出演シーンも凄いです。高層ビルからワイヤー一本で降下したり、3階の高さから走行中のトラックに飛び乗るシーンではテイクを19回も繰り返したというから、その役者根性には脱帽です。舞台挨拶では「クランクイン後、スタントマンを使うという話すら監督からなかったんで仕方がなかったんです」と笑顔で話して、会場の笑いを誘っていました。
 マーク・チャオは、長身でルックスも抜群、既に日本でも女性ファンを多数獲得していて、舞台挨拶でも、プラカードを掲げた黄色い声援が多数飛び交っていたのです。アクションから引退したジャッキーの後継となれるようなアジアの代表的なアクションスターにすぐなっていく予感がしました。
 いま韓国とはぎくしゃくしていて、韓流スターも日本との距離の置き方に微妙な立場に追い込まれているところ。韓国が日本バッシングを続けるのであれば、この際、韓流ファンだった人も、韓流を卒業して台流に切り換えてはいかがでしょ。台湾映画も、『トロッコ』『モンガに散る』など最近傑作が増えてきています。何よりも、親日的で楽天的な作品性が心地いいと思うのです。
 本作でも、緊迫したアクションシーンとは裏腹に、主人公の新人刑事ウーの上司である刑事課長なんか、どんなに危機的な状況になっていても脳天気に、ウーを叱り飛ばすばかりの緊張感のなさなんかに、国民性を感じました。どこまでもシリアスな韓国映画とは対称的に、どこか脱力気味で、アクションでもクスクスと笑いを誘われるところが多かったのです。
 特に刑事であるウーと成り行きで相棒となってしまうヤクザの幹部ながらお調子者のシュー・ダーフーの組み合わせなんて、日本の刑事ドラマではあり得ないことですね。しかも、ダーフーは組織を裏切ったのに、組織の追求が甘いのです。最後には彼女とラブラブ出来ちゃうのは、南国ならではのおおらかさなのでしょうか。

 さて物語は、新型爆弾によるテロを、ウーとダーフーのコンビが防ぐというもの。しかし彼らの前途には、なぜか台湾の情報局が妨害し、抹殺されそうになります。最初はダーフーのダイヤ密売だった話が、次第に国家的な陰謀へと発展していくところは、ちょっとシナリオの荒さを感じました。
 背景には、クライシスをあえて引き起こして、軍事予算の拡大を狙う軍部の独走があったようなのですが、いささか説明不足。
 そんな細かい伏線など度外視して、とにかくアクションで押し切ってしまう展開でした。ハイジャックなど実際にはあり得ないシーンですが、きっと監督は、まず描きたいアクションシーンの絵面を決めてから、後付けでストーリーを埋めていったのに違いありません。
 最後に、本作の撮影監督はリー・ヒンピンが担当していて、映像美も期待していました。ハリウッド作品の『メッセージ』、『ノルウェイの森』(10年)で見せたみずみずしい映像がとても印象的だったのです。
 ただアクション映画だと、リー・ヒンピンの個性が殆ど発揮されていなく、少々残念!それでも夜景をバックにした登場人物のアップシーンなど、いくつかのシーンで、一足違う綺麗な映像を見せていますので、注目していだければと思います。

 なお日本語版の吹替えは寺脇康文がアテレコに初挑戦しています。

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