科学者が実証「最も確実に人を泣かせる映画」第1位は?
2011年7月28日 11:23

[映画.com ニュース] 人を確実に泣かせたいときは、1979年の映画「チャンプ」(フランコ・ゼフィレッリ監督)のラストシーンを見せればいい。そんな研究結果が明らかになった。
米Smithsonian.comによれば、米カリフォルニア大学バークレー校心理学科のロバート・レベンソン教授らは、1988年ごろから心理学研究所での実験の際、人に「悲しみ」「喜び」「怒り」などの感情を喚起させるのに有効な映画のシーンに関する研究を始めた。同僚の研究者、映画評論家やマニア、ビデオ店スタッフの意見を参考に、数年間で250本以上の映画を精査。そこから選りすぐった78作品を使って、約500人を対象に実験を行った。
その結果、最も純粋に“悲しみ”を喚起し、確実に人から涙を誘ったのが、落ちぶれた元世界チャンピオンのボクサー(ジョン・ボイト)と幼い息子(リッキー・シュローダー)のきずなを描いた「チャンプ」のラストシーンだったという。当時8歳だった子役シュローダーは、同作の演技でゴールデングローブ賞新人賞を受賞。なお、次点には「バンビ」(42)のバンビが母親を失うシーンがランクインした。
ちなみに、最も“楽しさ”を喚起したのは、「恋人たちの予感」のメグ・ライアンの“フェイク・オーガズム”シーン。その他“怒り”を感じさせたのは「マイ・ボディガード」と「遠い夜明け」、“恐怖”を呼び起こしたのは「シャイニング」と「羊たちの沈黙」、“不快感”は「ピンク・フラミンゴ」、“驚き”は「カプリコン・1」と「シー・オブ・ラブ」だった。
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