尾野真千子、NHK朝ドラ「カーネーション」ヒロインに
2011年3月7日 17:00
[映画.com ニュース] 女優の尾野真千子が、2011年後期のNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」のヒロインを演じることが決定した。尾野は3月7日、東京・渋谷の同局で会見。ファッションデザイナーのコシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコ3姉妹の母で、自らもデザイナーとして活躍した故小篠綾子さんをモデルにした人物を演じる。
「カーネーション」は、ヒロコ、ジュンコ、ミチコの3姉妹を育て上げた母の女性一代記。昭和初期の大阪・岸和田を舞台に、夫を戦争で亡くしながらもコシノ洋装店を開き、育児と仕事を両立しながら「ゴッドマザー」と呼ばれ愛された主人公・小原糸子の姿を描く。
昨年12月からオーディションが行われ、1850人の応募があった。尾野は、「ほんまもん」を含め数多くの連続テレビ小説のオーディションを受けてきたといい「いつも自信満々でしたがなかなか受からず、もうないなあと思っていただけに、やっとやっと私の夢がかなった」と笑顔をはじけさせた。
抜てきの一報は3月3日、スーパーで買い物中に事務所からの連絡で聞いたという。「『真千子ちゃん、やったよ!』って言ってくれて、スーパーで大泣きしました」と述懐。朝ドラ出演は親孝行になると常々考えていたそうで、「奈良から送り出してくれた両親のためにも何とか出たいと思っていました。(報告の連絡をした電話では)家族全員で泣きました」と話し、思い出したのか目元をハンカチでぬぐっていた。
映画を活動の主軸に置いている尾野だが、同局のドラマ「火の魚」「外事警察」などでの演技が評判を呼んでいた。今作では、子ども時代を除く10~50代までを演じることになる。制作はNHK大阪放送局が担当。尾野は奈良・西吉野村(現五條市)出身だけに、関西弁もまったく問題がない。
尾野は中学時代に学校で掃除中に河瀬直美監督の目にとまり、「萌の朱雀」(1997)で主演デビューを果たした。07年には、河瀬監督と再タッグを組み主演した「殯の森」がカンヌ映画祭のグランプリを受賞。今年は主演作「心中天使」、篠原哲雄監督作「小川の辺」、野村萬斎主演作「のぼうの城」に出演している。
「カーネーション」は、井上真央主演「おひさま」終了後の9月26日から放送。
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