上地雄輔「のぼうの城」で石田三成に
2010年10月28日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優で歌手の上地雄輔が、野村萬斎の主演映画「のぼうの城」で石田三成を演じることになった。東宝とともに共同配給を手がけるアスミック・エースは、山田孝之、平岳大、市村正親の出演もあわせて発表した。
上地、山田、平の3人はこのほど、既報されている主演の野村、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴、榮倉奈々とともに京都・東映撮影所で会見した。この日、発表されたのは、野村ら“のぼう軍”を2万人の軍を率いて攻め入る“天下軍”の主要キャスト。天下統一の野望に燃える豊臣秀吉を市村、上地扮する石田の親友で冷静沈着な大谷吉継を山田、権威主義で高飛車な態度の武将・長束正家を平が演じる。
品川ヒロシ監督の最新作「漫才ギャング」で主演を務めることが決定するなど、20作以上の映画出演を経験している上地。「すごく暑かったり、寒かったり、(鎧が)重かったり、長かったり。でも、現場のスタッフやキャストが温かくて、楽しく、役者冥利に尽きる役をやらせていただいている」と充実した様子だ。
天下軍の3人は8月にクランクインし、既に約2カ月が経過しているが、のぼう軍と顔を合わせたのは10月25日だったという。野村や佐藤が盛り上げ役となり、のぼう軍の雰囲気が抜群だと伝え聞いたのか、上地は「僕たちも3人で負けないぐらい仲良く和気あいあいと過ごしております」と強調。山田も、「作品の中でのチームワークは悪いです。吉継ぐと正家がきゃんきゃん言い合って、三成はボケーっとしている感じですが、撮影中の僕らは良いと思います」と後押しした。
「陰陽師II」以来の映画主演となる野村は、「全方向的にベクトルが向いている作品だと思います。3世代くらいで手をつないで見に来ていただきたい」と胸を張る。佐藤も、「素材としてはたっぷりあるので、編集の中でどれだけ盛り上がる作品になるのか、我々が十二分に期待できるものだと思います」と自信のほどをうかがわせた。
「ゼロの焦点」の犬童一心監督と「ローレライ」の樋口真嗣監督が共同でメガホンをとる同作。実話に基づくストーリーで、「のぼう様(でくのぼうの意)」と呼ばれ、領民からも慕われた忍城の城代・長親が、わずか500人の兵で石田三成率いる豊臣秀吉方2万人の大軍に対抗した姿をダイナミックに描く。これまでに、北海道・苫小牧の東京ドーム約20個分に相当する広大な敷地に、日本映画史上最大規模のオープンセットを建設し、撮影が進められてきた。
「のぼうの城」は、2011年秋に全国で公開。
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