「つぐない」ジョー・ライト監督が「人魚姫」を実写映画化
2010年7月12日 11:52
[映画.com ニュース] 「つぐない」のジョー・ライト監督が、デンマークの作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話「人魚姫」の実写映画化に着手したことが分かった。
米ハリウッド・レポーター誌が報じたもので、英ワーキング・タイトルが製作する。「人魚姫」が英語の実写映画になるのは今回が初めてだという。脚本を担当するのは、英TV界で「セックス・トラフィック」など上質な社会派ドラマを手がけてきた女性脚本家のアビ・モーガンで、人間の王子を愛した人魚の悲恋を描いた原作に忠実なものになるようだ。一方、ライト監督は、ロンドンのリトル・エンジェル・シアター・カンパニーの人形劇版「人魚姫」にインスパイアされたと同誌は報じている。
なお、このところ童話の実写版は一種のブームとなっており、ここ数カ月のあいだに相次いで「眠れる森の美女」「シンデレラ」「白雪姫」の実写映画化プロジェクトが発表された。
ライト監督は現在、「つぐない」で組んだシアーシャ・ローナン(「ラブリーボーン」)が少女の殺し屋に扮する最新作「ハンナ(原題)」のポストプロダクションに入っている。同作はほかにケイト・ブランシェット、エリック・バナらの出演で、2011年4月の公開を予定。