ラブリーボーン
劇場公開日 2010年1月29日
解説
アリス・シーボルドのベストセラー小説「ラブリー・ボーン」を、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が映画化したファンタジードラマ。家族と幸せに暮らしていた14歳の少女スーザンは、ある日何者かに殺される。この事件をきっかけに家族は崩壊していくが、その様子をスーザンは天国から見守り、決して届かない声を家族にかけ続けていた……。出演はマーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、「つぐない」のシアーシャ・ローナン。
2009年製作/135分/G/アメリカ
原題:The Lovely Bones
配給:パラマウント
スタッフ・キャスト
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2021年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館
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天国、正確には天国と地上の間の世界。その映像美だけは心安らぐのですが、犯人はあいつだ~!と、見つけてくれと願いながら、じれったさともどかしさを感じる作品。終わってみたら、『ゴースト ニューヨークの幻』のプロットを期待していた者がため息を漏らす作品だったように思う。
日本的な感覚からすると、彷徨う亡霊なんてのは49日間だろうと考えてしまうのですが、この作品ではかなり長い。天国へも行けず、家族の行く末を見守り続けるしかない少女スージー(シアーシャ・ローナン)。母親(レイチェル・ワイズ)はスージーの部屋に入れず、家を出て行ってしまうし、ファンキーなばあちゃん(スーザン・サランドン)が家族を仕切ろうとするも失敗に終わる。やがて妹のリンジーと父親(マーク・ウォールバーグ)は犯人があいつだということに気づくのですが、それも空振りの連続。どうなるんだ?いったい。不安感と浮遊感が交差する。
犯人のトゥッチはドールハウス作りが趣味もしくは本職。スージーの父はボトルシップ作りが趣味。どちらも“閉じ込める”といったことが趣味という共通点。これには何かメタファーがあるのだろうか、気になるところでもありました。
この映画の価値は、ピーター・ジャクソンにもハズレがあることを証明してくれたことと、シアーシャ・ローナンの大ブレイクしただけの作品だと感じた。
【2010年1月映画館にて】
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最初のほうで主人公の幼児期(この子が結構かわいい)のシーン、その後、14歳になってからの話になる。弟の命を救って、叔母からあなたは長生きするよと言われる。そこまでの雰囲気で、明るいファミリーものか、青春ラブストーリーものかなと思っていた。
ところが突然主人公の「私は14歳で殺された」というセリフで面食らってしまった。
結局、14歳で変質者に殺されてしまう少女の物語だったことがわかり、想定外のストーリーに愕然とした。
客観的に見ればかなり悲惨な物語なのに、映像はなぜかファンタジーそのもの。残酷さとファンタジーのミスマッチは「パンズ・ラビリンス」以来かな。このミスマッチも次第に慣れてきて悪くはないと思うようになってくるから不思議だ。だが、結局犯人は警察に捕まるのではなくて事故死してしまうのは、なんだか欲求不満が残ってしまう。もうちょっと見る側の気持ちを考えて欲しい。
ただ、気に入っている点もいくつかある。映像がメルヘンのように綺麗なこと。「パッセンジャーズ」のように、天国への案内人役のホリーと言う少女が出てくること(死んでも一人じゃなかった)。あと、主人公の少女は素朴でかわいいこと。
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何故だかあの恐ろしいシーンが見たくてまた見てしまった自分はサイコパスなのだろうか、、
なんとも言えない悲しさが残る映画。
妹があいつに見つかりそうなシーンは逃げて!とハラハラした。
けどやっぱりあの子があのまま金庫に入れられて埋められてしまうのは悲しかったし、わたしが監督なら埋める時に、埋めるとこにいた人が扉の壊れた金庫を見つけて事件解決へ、、、
父母の元へ返してあげたいです。
あいつがただ崖から落ちて死ぬなんてあっけなさすぎ。もっと苦しんで欲しかった。
なのでスッキリしないから☆4
ただやはり地下室のシーンやバスタブにあいつが入ってたとこなど、とても恐ろしく描かれており怖さを十分に感じれたのでこの評価にさせていただきました。
2020年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
う~ん、なんかつかみどころのない内容。
映画館に行く途中に猛吹雪で運転していて、あわや自分があの世行きかと思いました。
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