深キョン、アンナ、中谷美紀ら豪華俳優陣、中島哲也監督に“リベンジ”
2010年5月27日 17:18

[映画.com ニュース] 中島哲也監督の最新作「告白」の公開を記念し、これまでの代表作を一挙上映する特別企画「中島哲也映画祭」が5月27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。
中島監督は、「こんな趣旨不明のイベントに集まっていただけるなんて感謝感激、感無量です。お客さんが来るはずがないと言ったんですが、本当にありがとうございます」と照れっぱなし。そんな中島監督を祝福すべく、「下妻物語」(2004)の深田恭子と土屋アンナ、「嫌われ松子の一生」(06)の中谷美紀、「パコと魔法の絵本」(08)の役所広司、アヤカ・ウィルソン、阿部サダヲ、「告白」(10)の松たか子と木村佳乃という豪華な布陣が駆けつけた。
深田は、「撮影では中島監督は怒るし、アンナはキレるし、本当に大変でした」と振り返った。同作が銀幕デビューの土屋も、「私は楽しかったけど、とにかく『セリフを覚えろ』ってうるさかった」と援護射撃。一方の中島監督は、「2年に1本くらい細々と映画を撮っていけるきっかけになった作品。深田さんがもう少し怒りっぽい人だったら、この映画は完成しなかったんじゃないかな。土屋は獣のような人だから、何を言っても大丈夫」と豪快に笑った。
中谷は撮影当時、中島監督が大嫌いだったと明かし「今でも監督の怒鳴り声や罵声(ばせい)が耳元に残っています」と苦笑い。それでも、「演技で泣かなくちゃいけないのに泣けないとき、監督の顔を思い出すと泣けてくるんです。女優人生の中でかけがえのない作品になりました」と話し、場内の爆笑を誘っていた。
俳優陣からの“集中砲火”に終始、平身低頭だった中島監督は「アヤカちゃんは、僕に対して厳しいんですよ。『何もしていないあなたがどうしてそんなにいばっているの? 監督ってそんなにえらいの?』と言われて、子どもって怖いなと思いました」と当時9歳だった天才子役のひと言が忘れられない様子。そして、「今までダメ監督といわれながら何とかやってこられたのは、皆さんのおかげ。本当にありがとう」と頭を下げていた。
「告白」は東宝配給で、6月5日から全国で公開。
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