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「彼岸島」で本格的アクションに初挑戦した水川あさみ

2010年1月8日 18:03

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今年は本作のほか、2本の新作映画が待機中
今年は本作のほか、2本の新作映画が待機中

[映画.com ニュース] 13歳でのデビュー以来、CM・TVドラマ・映画などで活躍し、着実にキャリアを重ねてきた水川あさみが出演するサバイバル・アクション大作「彼岸島」が、1月9日より公開される。松本光司の人気コミックを原作に、失踪した兄を探すため彼岸島と呼ばれる未知の孤島へ赴いた高校生・明と仲間たちのサバイバルを描いた本作で水川が演じるのは、明を彼岸島まで導く謎の美女・冷。13年のキャリアで初めての本格的アクションに挑戦している。

「アクション自体ほとんど初めての経験で、大変でしたが楽しかったですね。ワイヤー・アクションに関して言うと、自分ひとりの力ではなく、ワイヤーを引っ張ってくれる人との息が合わないとうまくいかないんです。力任せではなく、踊りのような軽やかな感じに型がきれいに決まらないとただ暴れているようにしか見えないので、そのあたりの難しさはありましたね。もちろん転がったり、爆発して吹っ飛んだりするアクションも自分でやったので、生傷は絶えなかったんですが……」

本作のメガホンをとったのは「火山高」「オオカミの誘惑」といったアクション映画で知られる韓国のキム・テギュン監督。初めてとなる外国人監督との撮影は大きな刺激になったようだ。

「監督はアイデアが豊富な方で、そのアイデアによって現場が変わるぐらい、いろいろなものを秘めた方でした。しかも、自分の思った通りの画やお芝居じゃないと絶対OKを出さない。すごく刺激的で、いままでにない経験をさせてもらいました。優秀な通訳の方がついてくれたので、お芝居の細かいニュアンスなども特に問題はなかったのですが、韓国と日本で表現の仕方が少し違う部分はありました。例えば、監督が顔の表情だけで表現できると思うようなところでも、私たち日本人は『ごめんなさい』という言葉と動きで謝るほうが普通なので、そういった部分はスタッフと話し合って修正することが出来たと思います」

近年、TVドラマでは「ゴッドハンド輝」「オルトロスの犬」、映画では本作のほか、「カメレオン」「のだめカンタービレ最終楽章 前編」に出演。今年も「今度は愛妻家」「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の公開が控え、まさに多忙を極める水川だが、どういった基準で作品を選んでいるのだろうか?

「脚本や監督で選ぶこともあると思いますが、基本的にはやりたいと思えるかどうかというシンプルなところで判断していて、前作で演じた役のイメージを裏切るような役を常に演じていきたいです。特に演じたい役というのはないですが、まだやったことがない本格的なラブストーリーを1回やってみたいですね」

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