ディカプリオ主演、スコセッシ監督「シャッター・アイランド」公開が延期に!
2009年8月25日 12:00
[映画.com ニュース] 米パラマウント・ピクチャーズが、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演のスリラー「シャッター・アイランド」の全米公開日を、予定されていた10月2日から2010年2月19日へ延期すると発表した。日本公開も10月30日から2010年公開へと変更された。
同作は、「ミスティック・リバー」の原作者デニス・ルヘインによるミステリー小説が原作。スコセッシ監督が、「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」「ディパーテッド」で主役に抜擢したディカプリオと4度目のタッグを組んだ。前作「ディパーテッド」ではスコセッシ念願の監督賞をはじめ、作品賞などオスカー4冠を獲得。本作も、今年度オスカーレースの有力候補作になると見られていたが、公開延期になったことで来年の受賞はなくなった。
その延期の理由にはさまざまな憶測が流れている。まず、米コラムニスト、ニッキ・フィンケがブログDeadlineHollywoodで、「パラマウントはスコセッシに対し、大きな映画賞を狙うために必要なマーケティング予算の5000万~6000万ドルを09年内に捻出するのが難しくなった」と表向きの理由を紹介している。しかし、映画1本分の製作費に相当するとはいえ、宣伝費の捻出だけが延期の理由だとは信じがたい。
「シャッター・アイランド」は2月公開によりオスカーレースでは不利になったが、パラマウントは91年2月に公開してアカデミー5冠(作品・監督・主演男優・主演女優・脚色賞)に輝いた「羊たちの沈黙」の例もあり、この点については楽観視しているのだそうだ。
スコセッシ監督といえば、ポストプロダクションが遅れる常習者で、「カジノ」や「ギャング・オブ・ニューヨーク」では編集に1年半近くかけている。しかし、今回は10月公開に向けて着々と編集作業が進んでいたという説もあり、製作の遅れというのはどうやら原因ではなさそうだ。公開延期の真相が分かるまで、もう少し時間がかかりそうである。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー