ブラッド・ピット主演の野球映画、クランクイン3日前に突然の中止!
2009年6月24日 12:00

[映画.com ニュース] 監督デビュー作「セックスと嘘とビデオテープ」から「エリン・ブロコビッチ」、オスカーを受賞した「トラフィック」、世界的大ヒットとなった「オーシャンズ11」「チェ」まで、スティーブン・ソダーバーグ監督作品はヒット作も数多く、映画評論家の評価もすこぶる高い。ところが、彼の最新作がスタジオのコロンビア・ピクチャーズからダメ出しを食らい、クランクインのわずか3日前に製作中止が発表された。
ソダーバーグ監督のその企画とは、ブラッド・ピットを主役に迎えた野球映画「マネー・ボール」。米大リーグのオークランド・アスレチックス現GMビリー・ビーンについて考察した、マイケル・ルイス著のノンフィクション小説「マネー・ボール/奇跡のチームをつくった男」を映画化するものだ。ビーンは元大リーガーで、2000年代前半にMLB選手の年俸が高騰するなか、少ない予算の貧乏球団ながらデータ主義で低年俸の好選手をかき集めてワールドシリーズに進出する常勝チームを築き上げた辣腕GM。ピットがそのビーン役を演じるはずだった。
ところが、米バラエティ誌によると、コロンビア会長のエイミー・パスカル(「スパイダーマン」シリーズ)が脚本の出来に満足できなかったというのだ。脚本は「シンドラーのリスト」「ハンニバル」の名脚本家スティーブン・ザイリアンによって執筆され、ソダーバーグ監督自らの手でリライトされたが、ルイスの原作小説のファンだったパスカル会長は、あまりの脚色・改変ぶりに我慢がならなかったようで、同企画から手を引く決断を下した。
今後、ソダーバーグ監督は違うスタジオでの製作を余儀なくされる。
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