セックスと嘘とビデオテープ
劇場公開日:1989年12月16日
解説
ルイジアナ州の小都市。弁護士のジョンは理想的な家庭を築いているかに見えるが、実は妻の奔放な妹と関係していた。そんな折、学生時代の友人が訪れ、ビデオカメラで性的対話をしようという。心優しき変態者の来訪により、それぞれの男女が自己崩壊と自己発見のスリルを味わっていく。ソダーバーグ監督デビュー作。
1989年製作/100分/アメリカ
原題:Sex, Lies, and Videotape
配給:日本ヘラルド映画
スタッフ・キャスト
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公開時にマニアっぽい人たちの間でちょっと有名になった記憶がありました。
着眼点はいいですが、映像作品として特記すべきところは見つけられません。
この話なら小説の方がいいでしょう。
高評価のレビューに書いてあるようこともまるでピンと来ない。
毒にも薬にもならない真水みたような、見直す必要がない「一丁上がり」映画でした。
2023年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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女性の性的体験をインタビューしてビデオに収めるグレアム(スペイダー)。実はインポテンツだと告白したことが安心感を与えるのだろうか。とにかくAVなんかの最初のインタビューに似ている。
単純な三角関係に友人が加わっただけの話なのに、心理描写に奥行きがあって面白い。展開としても大きく揺れるものじゃないし、カンヌ・パルムドールを取ったのだって信じられないと思ったものだ。
アンとグレアムがどうなったか・・・テープはプツリと終わり、ジャミジャミ映像(こちらの方言です)と変化するところ。ジョンの気持ちもいたたまれないものがあるだろうけど、グレアムの付き合っていたエリザベス(登場なし)と寝たという一言がさらにグレアムを奈落の底へ・・・だけど、これも嘘かもしれないんですよね。グレアムは自分で「嘘つきだった」と告白しているけど、それぞれの登場人物がどこかで嘘をついているのが面白いのかも。
2022年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
日常は嘘で出来てるのか?
と思うほど
カメラが瞳の奥を映しているのがすごい映画
昔見たと思ったけど、こうしてみたら
見てなかったのかもしれない…
くだらなさそうなタイトルなので
わざわざ観ていなかったのかもしれない
誰も自分の性を人に語らない
変態かもしれないけど
質問されたら誰しもネタ持ってそう…
この4人はこんな短時間でものすごい深掘り
させられちゃって
人生二度楽しめそうだね…
どうせアンはグラハムと最後にくっつくんだろう、と思ってお気楽に見ていたら、徐々にグラハムの非尋常性が浮き彫りにされてきた。そこから映画はぐっと個性的に。
グラハムの正直さ、率直さ、見ていて気持ちいい。
ただ、負い目があるのか、もともとなのか、少しひ弱さも感じる。そこはアンがフォローしていくんでしょうね。
セックスはじめ、人の志向は多種多様で難しいけれど、他人に迷惑がかからない範囲でなら許されていいだろうし、身近な人たちにまで伏せるのはかえって不誠実というものだし、かえって害にもなりうる。グラハムのように率直である方が、本当の人間関係は築きやすいのだわ。
これは<多様性を認め合おう>的なテーマの映画だと思うけれど、そこそここういう映画はありそうに思うけど、もしかして制作当時は新しい感覚だったんだろうか?