レイフ・ファインズ初監督作「コリオレイナス」にオスカー俳優が勢揃い
2009年5月18日 12:00

[映画.com ニュース] 「愛を読むひと」(6月19日公開)でケイト・ウィンスレットの相手役を務めたイギリスの名優レイフ・ファインズが監督・主演するシェイクスピア後期の悲劇「コリオレイナス」の映画化作品に、ウィリアム・ハートとバネッサ・レッドグレーブという2人のオスカー俳優の出演が決まったと、米バラエティ誌が報じた。
「蜘蛛女のキス」(85)でアカデミー主演男優賞を受賞したハートは、最近ではショーン・ペン監督作「イントゥ・ザ・ワイルド」や「インクレディブル・ハルク」に出演。レッドグレーブは、「ジュリア」(77)で同助演女優賞を受賞したイギリスを代表する大女優。「つぐない」で主人公の老年期を演じ、登場シーンはわずかながら圧倒的な存在感を示した。なお、先日、不慮の事故で亡くなった女優のナターシャ・リチャードソンはレッドグレーブの長女。
「コリオレイナス」は、その誇り高さ、尊大さゆえに身を滅ぼすことになるローマの将軍コリオレイナスを主人公にしたシェイクスピア最後の悲劇。ファインズがタイトルロールを演じる。それ以外の配役は発表されていないが、コリオレイナスに大きな影響を及ぼす野心的な母ボラムニアをレッドグレーブが、コリオレイナスの宿敵オーフィディアスをハートが演じるものと見られる。また、「ER 緊急救命室」などに出演しているジェシカ・チャステインの出演も決まった。
脚色には「アビエイター」「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」のジョン・ローガンがあたる。今回初めてメガホンを取るファインズ自身、「シンドラーのリスト」と「イングリッシュ・ペイシェント」で2度アカデミー賞にノミネートされたほか、数々のシェイクスピアの舞台に立ってきた実力派。名優たちの演技合戦に注目だ。
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