カズオ・イシグロの傑作小説「わたしを離さないで」をM・ロマネクが映画化
2008年12月5日 12:00
[映画.com ニュース] ジェームズ・アイボリー監督、アンソニー・ホプキンス主演で映画化された「日の名残り」(93)の原作者としても知られる、日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロが05年に発表した長編小説「わたしを離さないで」が映画化されるようだ。英エンパイア誌などが報じたもの。
「日の名残り」で英ブッカー賞を受賞したイシグロの最高傑作とも称される「わたしを離さないで」は、主人公の31歳の介護人キャシー・Hの回想を通して、とある奇妙な施設で育った彼女と友人たちの数奇な運命を描いた長編小説。やはりブッカー賞の候補となったほか、米タイム誌による1923年以降に書かれた英語の小説ベスト100にも選ばれている。
今回メガホンを取るのは、「ストーカー」(02)のマーク・ロマネク監督。マイケル&ジャネット・ジャクソン「Scream」、ナイン・インチ・ネイルズ「Closer」などの作品で、ミュージックビデオ界ではつとにその名を知られる人物だ。
脚色にあたるのは、イシグロと同じ英国人作家のアレックス・ガーランド。レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の原作者で、ダニー・ボイル監督の「28日後...」の脚本家でもある。気鋭の監督+脚本家コンビが、原作の独特の雰囲気をどう映画化するのか期待したい。
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