全米興第1位のバンパイア映画「トワイライト」、早くも続編決定
2008年11月25日 12:00
[映画.com ニュース] ステファニー・メイヤーの全米大ベストセラー小説の映画化で、バンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)と人間のベラ(クリステン・スチュワート)のラブストーリーを描く、噂のバンパイア映画「トワイライト」(キャサリン・ハードウィック監督)が先週末に全米公開され、7055万ドルの大記録で第1位となった。
同作は、木曜深夜0時から始まったミッドナイト興行だけで750万ドルを売り上げ、公開初日の21日日中にも2820万ドルを上乗せし、初日だけで3570万ドルを計上するロケットスタートを切った。本来なら「ハリー・ポッターと謎のプリンス」がライバルとなるはずだったが、来年夏に延期されたことにより敵なしだった。
バンパイア映画のオープニング興行成績としては、ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」の7720万ドルに次ぐ映画史上歴代第2位の記録だが、新進俳優であるスチュワートとパティンソンを起用してのこの記録は立派。ちなみに、第3位は「ヴァン・ヘルシング」の5170万ドル、第4位は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の3630万ドル、第5位は「ブレイド2」の3250万ドルとなっている。
全米配給した独立系のサミット・エンターテインメントは、この大ヒットを受けて翌22日にも、「ニュー・ムーン(New Moon)」という続編の製作を正式に発表した。原作者メイヤーはこのベストセラー・シリーズを書き始めるまでアリゾナ州フェニックスに住む普通の主婦だったという境遇は、「ハリー・ポッター」の原作者J・K・ローリングと符合している。
また、第2位は先々週に「トワイライト」同様に7040万ドルというロケットスタートを切った「007/慰めの報酬」で、40%ダウンの2740万ドル。かろうじて1億ドルを突破した。
第3位は、ジョン・トラボルタとマイリー・サイラスが声優を務めている、ディズニーのCGアニメ「ボルト」が2700万ドル。ピクサーのジョン・ラセターが製作総指揮した異色作だが、ピクサー・アニメ並の大ヒットとはならなかった。