チャウ・シンチー、「グリーン・ホーネット」監督&カトー役決定!
2008年9月22日 12:00
[映画.com ニュース] ブルース・リーが主演した60年代の人気TVドラマをリメイクするアクション大作「グリーン・ホーネット」に、主演するセス・ローゲンが長年ラブコールを送っていたチャウ・シンチーが参加することが決定した。
米ハリウッド・レポーター誌が伝えたもので、「少林サッカー」「カンフーハッスル」で世界中の注目を浴びた香港映画人チャウ・シンチーは、ヒーローのグリーン・ホーネット(ローゲン扮演)の相棒で、ブルース・リーが演じた“カンフーの達人”でもある日本人運転手カトー役で俳優としてハリウッドデビューするばかりでなく、何と、同作の監督にも大抜擢されることになった。
2010年6月25日全米公開予定の同作は、すでにソニー・ピクチャーズが公式サイトを開設し製作準備中という期待の超大作。ソニー全米配給の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」や「Pineapple Express」でスマッシュヒットを飾った脚本家コンビ、ローゲンとエバン・ゴールドバーグが脚本を手がける。
同作のプロデューサーを務めるソニー社長のマット・トルマッチは米映画情報サイトSuperhero Hype!に、ローゲンら脚本家コンビのファーストチョイスがシンチーだったことを明かし、監督に抜擢した理由を「長年ソニー・ファミリーだったこと」と述べた。なるほど、シンチーはソニー配給の監督・主演作「カンフーハッスル」「ミラクル7号」をアジア市場で大成功させている。
香港ブルース・リー・ファンクラブ(香港小龍會)の名誉会長でもあったシンチーは、「子供の頃からすごい大ファンだった『グリーン・ホーネット』に参加できて興奮している。尊敬するブルース・リーの後釜としてカトーを演じるというアイデアは大それたことだがスリルも感じるし、夢が叶ってアメリカ映画の監督まで務められるとは!」と喜びを語っている。