リドリー・スコット監督が、新作SF「すばらしき新世界」に着手?
2008年6月6日 12:00
米映画情報サイトEclipseMagazine.comのインタビューに、スコット監督が答えたもので、「原作ものになる」と明言。「20年間待ち望んでいたその本の権利を、やっと獲得したんだ」とのことで、原作のタイトルは明らかにしなかったが、脚本は来月中にも仕上がる予定だと語った。
ところが実は、今年3月の段階でロサンゼルス・タイムズ紙がスクープしており、スコット監督が獲得を目指していたSF小説は、作家オルダス・ハクスリーによる非ユートピア小説の名作「すばらしき新世界(Brave New World)」であることが判明している。その時の同紙記事によると、プロデューサーはジョージ・ディカプリオ、主演はその息子レオナルド・ディカプリオ、監督はリドリー・スコットで、脚本はアンドリュー・ニコールズ(TVアニメ「ジャングル・ジョージ」脚本家)」。今に至るまでこの布陣により、水面下で映画化が企画されていたとすると、スコット監督は主演ディカプリオと3度目のタッグになる(いずれもこれから公開)。
ディカプリオとラッセル・クロウ主演のポリティカルサスペンス「House of Lies」の全米公開を10月に控えたスコット監督はこのほか、ロビン・フッド伝説を新たな解釈で描くクロウ主演「Nottingham」(09年全米公開)、ディカプリオ主演のダークスリラー「The Low Dwellers」(10年全米公開予定)など、待機作が目白押しだ。
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