「ファインディング・ニモ」が歴代記録を更新!
2003年8月5日 12:00
ピクサー製作の最新アニメーション「ファインディング・ニモ」の興行収入が、8月3日現在で3億2000万ドル(約380億円)に達し、アニメ作品としての歴代記録を更新した。これまでの記録は、94年に公開された「ライオン・キング」が持つ3億1290万ドル(約375億4800万円)。驚くべきはそのスピードで、「ライオン・キング」は6カ月以上かけてこの記録を達成したが、「ファインディング・ニモ」は、たった2カ月あまりで記録を更新するという快挙を成し遂げた。
この記録の立て役者はもちろんピクサー。「バグズ・ライフ」「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」など、これまでリリースした映画はいずれもオープニング成績第1位、興行収入1億ドルを突破というヒット率100%を誇っている。今後は、04年に「ジ・インクレディブルズ」、05年には「カーズ」を公開予定だ。
ちなみに、ピクサーとディズニーの契約は、「カーズ」の公開をもって一旦終了するため、大手映画会社はピクサーの新作獲得に躍起だ。現在、ワーナー・ブラザースや20世紀フォックス、ソニー・ピクチャーズなどの幹部が、アップル・コンピューターのCEO(最高経営責任者)兼ピクサーCEOのスティーブ・ジョブズや、ピクサーの顔、ジョン・ラセターとの会談をセッティング中だという。自社製作のアニメでは、「ライオン・キング」以来ヒットに恵まれていないディズニー。ドル箱であるピクサーと再契約するためには、契約内容の大幅な見直しを余儀なくされることになりそうだ。「ファインディング・ニモ」の日本公開は12月6日の予定。
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「ファインディング・ニモ」
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