来年のオスカーを占う、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が発表!
2000年12月12日 12:00
12月6日、他の映画賞に先駆けてナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が発表となった。これは毎年、次のアカデミー賞ノミネート作を占う上で重要な映画賞として知られ、昨年最優秀作品賞に選ばれた「アメリカン・ビューティー」は、みごとアカデミー賞最優秀作品賞に輝いている。今年の最優秀作品賞に輝いたのは、フィリップ・カウフマン監督の「クイルズ」(写真)。フランスの作家マルキ・ド・サド公爵の人生を描いた問題作で、主演はジェフリー・ラッシュ。他にもマイケル・ケイン、ケイト・ウィンスレット、ホアキン・フェニックスらの演技派が出演している。
その他の主な受賞作は次の通り。(タイトルの後のカッコ内は日本の配給会社)
最優秀作品賞
「クイルズ」(フォックス)
最優秀監督賞
「Traffic」(ヘラルド)、「エリン・ブロコビッチ」(ソニー)
最優秀主演男優賞
ハビエル・バルデム/「Before Night Falls」
最優秀主演女優賞
ジュリア・ロバーツ/「エリン・ブロコビッチ」(ソニー)
最優秀助演男優賞
「The Yards」(アスミック)
最優秀助演女優賞
「Chuck and Buck」(JVC/K2)
最優秀外国語映画賞
「グリーン・デスティニー」(ソニー)
最優秀映画トップ10
1
「クイルズ」(フォックス)
2
「Traffic」(ヘラルド)
3
「Croupier」
4
「You Can Count on Me」
5
「リトル・ダンサー」(ヘラルド)
6
「Before Night Falls」
7
「グラディエーター」(UIP)
8
「ワンダー・ボーイズ」(東宝東和)
9
「Sunshine」
10
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(松竹/アスミック)