ジャズへの情熱、仲間への友情、演奏の熱量に涙する!
「シャイロックの子供たち」を観た後に時間があったので、本作をハシゴ鑑賞。原作はマンガらしいですが、その存在も知らず、劇場ポスターとフライヤーでジャズを扱ったアニメ作品であることぐらいを見知っていた程度で鑑賞してきました。そもそも音楽にあまり興味もないので期待していなかったのですが、圧倒的な熱量でものの見事に打ちのめされました!
ストーリーは、世界一のジャズ演奏家になることを夢見ていた仙台の... 続きを見る
「サマーウォーズ」のような「田舎町での人間模様」×「インターネット空間の仮想世界」に「美女と野獣」×「歌」で構築した細田守監督の意欲的な最新作。
細田守監督の代表作の一つに2009年の「サマーウォーズ」がありますが、今見ると「わずか10年くらい前なのに、スマホですらなくガラケーだったのか」と現実世界の早さに驚かされます。
「サマーウォーズ」の時は、当時より少し先の未来を描いていましたが、本作でも今より少し先の世界観を描き出して進化しています。
そして、不朽の名作「美女と野獣」をモチーフに使い、主人公の「すず」のインターネット空間の仮想... 続きを見る
感情が動かされないのはなぜ?
一組のカップルの出逢いから別れを描いている作品。何というか印象としては、恋愛であるあるの詰み合わせの様な感じ。ただそれ以上でもそれ以下でもないのが残念でした。
それとこの映画で何故かキュンキュンしなかったし、別れの場面でも悲しい気持ちにもならなかった。観てて全く感情が動かされなくて、観た後自分でもビックリした!他にも同じ様に感じた方いらっしゃるかな? 続きを見る
見逃さなくて良かった!
映画というものづくりへの浪漫、溢れる時代劇愛、その歴史全てへの敬意、自分が選んだ道を生きるということ、その先の人間やいのちへの感謝や慈悲や愛までも、なのかもしれない。
いつの間にか涙を溢れさすあたたかな何かがあったことについて考えている。
通路をはさんで反対側のおじさんはずっと右左右左と涙をぬぐっていた。
終わった時最前列にいた(場内でおそらく)最年配の方が大きな拍手をして立ち上がった。
... 続きを見る
のびのびとした宮﨑アニメの表現に惚れ惚れ。
主人公の父親が、母親の妹と再婚することになり、母親の実家に疎開する。母親の妹は、駅まで人力車で迎えに来ていて、カバンを人力車に積むと人力車がカバンの重みで揺れる。ああ、いま宮﨑アニメを見ているのだなと、長いこと感じていない感覚にとらわれた。別に10年ぶりだからではない。もう長らく宮﨑駿は、新作ごとに新たな挑戦をしていて、同時に過去にやったことを封じていたように感じていた。昔から観ていた世代と... 続きを見る
全969266件中、231~240件目を表示