フリー・ガイ

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フリー・ガイ
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解説

「ナイト ミュージアム」のショーン・レビ監督が「デッドプール」のライアン・レイノルズとタッグを組み、何でもありのゲームの世界を舞台に、平凡なモブキャラが世界の危機を救うべく戦う姿を描いたアドベンチャーアクション。ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。共演にテレビドラマ「キリング・イヴ」のジョディ・カマー、「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ。

2021年製作/115分/G/アメリカ
原題:Free Guy
配給:ディズニー

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(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.5人工“生命”についての小言と、続編をめぐる夢想

2021年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

ライアン・レイノルズがお気楽な感じのメインビジュアルから、正直あまり期待しないで見始めたのだが、すぐに引き込まれ、最後まで大いに楽しめた。

主人公がいる世界と彼を見る人(々)がいる世界のメタ構造という意味では「トゥルーマン・ショー」「主人公は僕だった」、この世界は現実か仮想空間か?という点では「マトリックス」「イグジステンズ」「トータル・リコール」「オープン・ユア・アイズ」(およびリメイクされた「バニラ・スカイ」)など、過去作を想起させる要素が多々ある。脚本チームはこうしたサブジャンルの傑作群をよく研究して、AIという専門的な要素を取り入れつつ、ファミリーでも楽しめるわかりやすい娯楽作に仕立てたと思う。

作中でちょっと気になったのは、ゲーム世界「フリー・シティ」の中で自由意志を持ったガイの存在が“人工生命”と言及される部分。おそらく作り手は、仮想空間の中で“生きている存在”という意味合いで使ったのだろうが、生命を定義する「自己増殖」を行わないという点で、人工生命とは言いがたい。ガイを含む人工知能プログラムを書いたのは人間のプログラマーであり、ガイは「自由意志を持った人工知能」と呼ぶのが妥当だろう。人工知能と人工生命は似て非なるものなので、ここは苦言を呈しておきたい。

さて、世界的大ヒットを受けて続編製作が決まったそうで、この先は蛇足になるが、人工生命の話にからめて続編の筋を勝手に妄想してみる。

アイデアその1。AIプログラムだったのに意志を獲得したガイたちノンプレイヤーキャラクター(NPC)は、仮想世界でさらに進化し、子を産めるようになる!ただし、生身の人間と同じように出産するのではなく、各キャラクターのコードをDNAに見立ててカップルで組み合わせ、自分たちの子のコードを書いて誕生させるのだ(これならLGBTQのカップルでも子が作れる!)。世界がますます幸せになったのもつかの間、復讐に燃えるあの人物がガイたちの世界をぶっ壊そうと、邪悪なハッカーと組んで仮想世界にゾンビウイルスを放つ。このウイルスに感染すると、キャラたちはたちまちゾンビになって意志を失ってしまう。どんどんゾンビが増殖し、生き残りがわずかになった大ピンチを、ガイはどうやって救うのか…?!

アイデアその2。現実世界とゲーム世界のインタラクティビティが向上し、ガイたちのいる仮想世界からも現実の世界を“観察”できるようになる。いつかあちら側の世界を訪れてみたい、と憧れを募らせるガイ。そこで天才的なヒューマノイド開発者が協力し、最新鋭の試作ヒューマノイド(もちろん外見はライアン・レイノルズ)にガイの意識を転送することに成功する!その頃、復讐に燃えるあの人物が、ガイの恩人であるミリーやキーズに危害を加え、さらに仮想世界もぶっ壊そうと画策する。現実世界とゲーム世界の両方に迫る大ピンチを、リアルな身体を得たガイはどうやって救うのか…?!

……なんていうのはいかがでしょう。ここまで読んだ方、お付き合いくださりありがとうございました。

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高森 郁哉

3.5命令(プログラム)通りにしか動けないやつは人間じゃない

2021年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人工生命は生まれるのか、AIは真の知性や人格を獲得できるのかという問いは、SFとしては古典的だ。本作のSF的な問いかけはまさにこれなのだが、現代人にとって比較的身近な娯楽であるオンラインゲーム上のNPC(モブキャラ)に、知性と人格が宿るという点が、本作のユニークさだ。基本的に、NPCは決められた一定のリアクションしか示さない。機械のキャラそのものである。主人公のガイは、ある日、ちょっと冒険してみようと思い立ち、愛する女性を見つけて、どんどん自我に目覚めていく。
これは、ある種の現代人揶揄でもある。決められた時間に決められた仕事をして、自分の頭で考えず流されてゆく人間は、ほとんどゲームのNPCと変わらないだろうというような。こういう問いかけもチャップリンの「モダンタイムス」から続いているものだが。人間は、自分の頭で考えてこそ人間でいられる。SF的な問いとは別にそういう問題意識もあると思われる。
人工生命の掘り下げについては、『ソードアート・オンライン アリシゼーション編』が同様のテーマを扱っている。あちらは、AIによって生まれた知性体に人権は認められるのかという点にまで切り込んでいる。本作も続編制作が決まったようだが、どのようにテーマを深化させるか楽しみにしている。

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杉本穂高

4.0発想が面白いだけでなく最後まで面白さを維持。ディズニーによる20世紀スタジオの買収を、ようやく前向きに捉えられた作品。

2021年8月13日
PCから投稿

20世紀スタジオ作品の「ナイト ミュージアム」は、博物館の展示物のマネキンなどが、夜な夜な暴れだすといった斬新な設定で日本でも大ヒットしました。その「ナイト ミュージアム」のショーン・レビ監督が新たに手掛けたのが本作。
どちらも主人公のキャラクターの面白さがカギとなりますが、主演がベン・スティラーから「フリー・ガイ」では、「デッドプール」のライアン・レイノルズに移るのは自然でもありますし、時代の流れを感じます。
まず、本作でも斬新な設定は健在で、ゲームの中でひたすらルーティーンだけを繰り返す「モブキャラ」(ゲーム上の、ただいるだけの背景的な存在)が意思を持ち始め、勝手に動きだすのです。
そして、ゲーム内では混乱が起こっていきますが、ゲームのプレイヤーは現実社会の人間ですし、それを管理するゲーム会社もリアルな存在です。これらがどのように化学反応を起こしていくのかが本作の見どころです。

本作をディズニー試写室で見ていた際には、最初にファンファーレとともに20世紀スタジオのロゴが出てきて驚きました。そうそう、ディズニー傘下になったんだ、と未だに慣れていません。
ただ、ようやく本作の後半で、非常にポジティブなシーンを見ることができ、急にテンションが上がりました。なるほど、1つの映画会社が多くの権利を持つと、こういう自由度が広がるのか、と。そう考えると、この流れは「大きな期待」へと変化し、その先駆けとなった本作の最大の注目点はココなのかもしれません。まさに歴史的な瞬間が見られる作品です!

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細野真宏

4.0ライアン・レイノルズが意図的に演じる"存在感のなさ"が愛おしい

2021年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

楽しい

ゲームの世界で展開するスリリングな出来事に直接は関わらない脇役、というか背景の一部がモブ(群衆)キャラ。彼らは毎日、同じ時間に目覚めて同じ朝食を食べて同じ服を着て街に出て、そこで同じ事件に巻き込まれる。でもしかし、もしもモブキャラが日々のルーティンワークに疑問を感じ、自我に目覚め、反撃に転じたとしたら、どうなるか?

モブキャラとアバター(ユーザーが姿を変えて自分を投影しゲームに参戦するバーチャルキャラ。一応説明しました)の関係とか、ゲームメイクを請け負うプログラマーの領域とか、ゲーム会社オーナーの思惑とか、現実と非現実の両側で描かれる要素が多くて時々錯綜するけれど、モブキャラという現実には存在しない主人公がゲームチェンジャーになる。脇役が主役になる。この発想が本作の肝。

主人公のガイ(男全般)役のライアン・レイノルズが意図的に演じる、ある種"存在感のなさ"が、愛おしくて泣ける。純粋で一途で、頑張るほど笑いを誘い、そして、最後は我々の手が届かない仮想空間へと消えていくバーチャルヒーローなんて、かなりずるい役どころだ。

見終わって感じるのは、ルーティンワークに終始する背景の一部、大勢の中の1人、という設定が、現実社会を生きるビジネスマンを連想させる点。ガイがブルーのシャツにレジメンタルタイにチノパンにブルゾンという、当たり外れのない固定されたワードローブしか着ない(着させてもらえない)という部分も含めて、このゲーム映画は意外にリアルなのだ。

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清藤秀人
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