青春ジャック 止められるか、俺たちを2

劇場公開日:

解説・あらすじ

若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。

熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。

前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。

2024年製作/119分/G/日本
配給:若松プロダクション
劇場公開日:2024年3月15日

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(C)若松プロダクション

映画レビュー

4.080’s

2025年3月14日
iPhoneアプリから投稿

泣いた。
空前の好景気に至り終にバブルが弾ける迄の
刹那の猥雑甘美芳醇な80’sに酔った。
それを語るに最善の人物舞台物語。
芋生の亜湖なガタイと吊り目のリアリティ。
全共闘クズレが隠れ居たから
時代に何処か殺気と退廃が臭ったのか。
劇場で観ねばだった。

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きねまっきい

4.5「映画芸術」1位おめでとうございます!

2025年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

1982年12月がこの映画の冒頭シーンだ。その頃、就職1年目のサラリーマンであった私は黎明期のコンビニでとにかくメチャクチャ働いていた。仕事を通じ初めて世の中の現実も少し垣間見ることもできた。忙しくても恋もしたし友と遊び耽ってもいた。今振り返ると「青春」の真っ只中だったのだと思う。
まさに全く同じ頃、純粋に映画が好きで、純粋に若松孝二に憧れ、新幹線に飛び乗りそのまま弟子入りした井上淳一も映画の中の通り悪戦苦闘しながら「青春」を生き抜いて行った。
若松孝二が本当に尊敬していた新藤兼人が「人は誰でも一度だけ傑作を書くことができる。それは自分自身を書くことだ」と言っていたとのことだが、自分自身を書き作りあげたこの映画は井上淳一の最高傑作になるのでしょう。そして「青春」を共にした若松孝二と木全純治へは映画を通じ最大のオマージュを示してくれました。
井浦新も東出昌大も映画俳優としてさらに一皮も二皮も剥けた感じで抜群にいい演技をしてくれたし、杉田雷麟、芋生悠も「青春」のカタチを存分に見せてくれた。
映画後半から、なんかとってもじわじわ感動し、映画終わってもすぐに席を離れられなかった。「青春」を感じすぎたせいなのか、、。

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アベちゃん

0.5高齢映画ファンに幸あれ!

2025年1月30日
iPhoneアプリから投稿

映画自体はまあまあですが、有名な町内会雑誌『映画芸術』は、去年のベスト1に選出。
もちろん『映画芸術』編集長は壮絶クズ駄作を連発したまま老いてしまった昭和の残骸ですが、そんなことは関係ありません。ビンボー人生を送りながらなにがなんでも弟子に評価を出す。周囲の迷惑顔なんか気にしない。その老醜を老醜と思わないひたむきさ、すばらしいじゃありませんか?
ここには高齢化ニッポンにおける生き方の模範が輝いています。泣けます!

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milou

4.0スタッフロールシーンにやられた

2024年12月30日
PCから投稿

途中までは失礼ながらに「そんなに面白くないな…」と勝手ながらに思ってしまいました。
そして見終わった時も「まあこんなものか…」と勝手ながらに思ってしまいました。
しかし、映画が終った後のスタッフロールシーンで「おおお!」となりました。
それだけで十分心を動かされました。
星4点です。

監督の井上淳一さんに幸あれ。

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みる

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