青春ジャック 止められるか、俺たちを2

劇場公開日:

解説

若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。

熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。

前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。

2024年製作/119分/G/日本
配給:若松プロダクション
劇場公開日:2024年3月15日

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(C)若松プロダクション

映画レビュー

4.0実際の当時

2024年4月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

の様子と比べると、相当薄味なんだろうと思う。だがこういう味付けならヒットしそうとも。芋生さんやコムアイさん等女性キャストが魅力的、ここも大分アップデートされてはいますけど。
荒井晴彦関係がどっと出ていて、キャスト結集に都合いい時期だったんだろうな。

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共感した! 1件)
トミー

4.0映画をもっと好きになる、映画青春群像劇!

2024年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

井浦新(若松監督)、東出昌大(木全支配人)、芋生悠(金本)、杉田雷麟(井上)の4人が織りなす群像劇です。

冒頭、校庭で木全がビクターのビデオカメラで撮影をしていて、井上が興味を持つところからの導入が
今後の井上を示唆していて実によかったです。
それからシネマスコーレの支配人を木全に依頼する若松監督、その場所がいかにも昭和な喫茶店で
そのシチュエーションにもグッときました。
4人が出会う場所がシネマスコーレであり、ここで4人としての物語が紡がれていくあたり、
巧みな脚本だと思いますし、しっかりひとりひとりを描いているところにも好感が持てました。

若松監督に憧れている井上が、若松監督に弟子入りを申し出てから
井上の監督志向を軸にした物語展開になっていき、撮影現場での出来事全てが面白く描かれています。

そもそも私は2018年あたりから本格的に劇場で映画を観はじめたにわか映画ファンであり、
本作にノスタルジーを感じることができないのですが、
それでも若松監督はこういう人だったんだろうな〜と思えるほど、井浦新のなりきり感がビシビシ伝わってきて
きっと本人も楽しく演じているのだろうということが、スクリーンからもよくわかりました。
立ったキャラクターで、実に面白い。マジメなんだけど絶えず笑えるところがツボでした。
『光る君へ』の井浦新とは大違いです(笑)

東出昌大の木全支配人はすっごい猫背なんですよね。実際にそうみたいですね。
木全支配人が軸になって主要キャラクターたちを結びつけていくお人柄が、実に素晴らしいなと感じました。
そしてシネマスコーレをどうしていきたいという強い意思を持っているところにも共感を覚えました。

唯一のフィクション人物である芋生悠の金本は、在日であり、女性、映画監督としての才能がないことを
気にしていて、井上のことをじっと見ているんですね。
気になる存在として。ただ、気に入らないからぶつかるんです。そういうやるせない繊細且つ難しい内面を
実にうまく演じていて、すごい女優さんだなと思いました。
『夜明けのすべて』でも素晴らしいと感じファンになりましたが、本作でますます好きな女優さんになりました。

そして杉田雷麟の井上。
実際はそうではないと思うのですが(今の井上監督を見る限り)、ドジっぷりを発揮して若松監督に怒られてばかりなのですが、
そこに若松監督の愛情もあって、徐々に脚本家としての才能を開花させていくあたり、グッときました。

全編を通して、映画っていいな〜とあらためて思いましたし、ますます映画が好きになりました。
多くの方に観ていただき、映画を好きになっていただけるととてもうれしいです。

※舞台挨拶回で鑑賞しました。井上監督と芋生悠さんが登壇され、映画撮影のエピソードを語ってくださったのですが、
井上監督はいちども芋生悠さんに演出をしていなかったそうで、そこには驚きました。
全部自分自身で考えて役をつくっていらっしゃったそうで、フィクションの人物だけにその造形をしていくことは
とても難しかったことでしょう。
井上監督曰く、タイトルはご自身の青春をはじめ、若松監督の映画タイトルへのオマージュだったり、多くの方の青春をジャックしている
意味を込めているのだそうです。
井上監督はとても饒舌な方でトークも面白かったです。芋生悠さんはとてもキュートな方でした。

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ひでちゃぴん

5.0止められません!!!!!

Mさん
2024年4月28日
Androidアプリから投稿

映画愛に溢れる映画って、まさにこのことですね。

コメントする 5件)
共感した! 11件)
M

4.5若松孝二監督

2024年4月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

単純

1980年代の映画
若松孝二監督を描く

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こえん
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