首のレビュー・感想・評価
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笑い有りの、変態 裏切 腹黒 首切り合戦 歴史映画
笑えない人もいるだろう。
人の命の軽い事 軽い事。NHKの大河ドラマのアナザー・サイドを描いてる感じの男ばかりの狸合戦でタイトルが『首』なのは まさにぴったりの北野作品。
『レジェンド・アンド・バタフライ』の木村拓哉や『信長協奏曲』の小栗旬とは当たり前の様に違う狂気の信長とその家臣達。
編集を北野武がやってるのはやはり《笑いの間》を表現したいからだろう。
・今年は『首』、『アナログ』とビートたけし原作の小説が2本映画化される。
・事前にどの役者が誰を演じるか知っとくのは有りだと思う。
◯映画の日「タイトル通りの作品①」
12:00~14:20 金曜日
たけし作品にしては?
首ってタイトルがいい
つまらなかったけど、もう一度観に行く
秀吉も家康もお爺ちゃん
監督、脚本、編集、そして主演まで務めた、世界のキタノが描く本能寺の変。
北野流の解釈とはどんなものだろうと、楽しみにしていたけど、上映開始早々に違和感を覚えた。
まずは登場人物の話し言葉。
尾張言葉(なのかな?)を話す信長以外、光秀、秀吉、村重など、方言を話す者は他に誰もいない(木村祐一だけは関西弁だが)。それだけでなく、会話のほとんどが現代語ではないか。いくらなんでも、あの時代にこんな話し方はしないでしょ。
もっともおかしいのは、秀吉も家康も年寄り過ぎ。2人とも信長よりも若いはずなのに、あれじゃあどこから見てもお爺ちゃんじゃないか。
役者さんたちの演技や、映像が素晴らしかっただけに、その2点が残念に思えた。
ちょいちょい笑いを挟んでくるのが、良いのか悪いのかわからないが、柴田理恵が登場して、笑い転げていたご婦人が何人かいた。
個人的にはどこか中途半端な感じがしたけど。
面白くなかった
物足りない
たまには毒も喰らわにゃやってられん
壮大な茶番バラエティ
北野バイオレンスは割と避けてきたが、題材的にとっつきやすいかなと思い鑑賞。何せ大河の直後でキャラに馴染みがあるのと大森南朋が徳川家臣団じゃないなんて!が気になってみたかった。
そして、わー。びっくり。しっかりバイオレンスになんかコント番組が時々混ざっとる。金かけた、たけしのバラエティ番組って感じ?変な映画!斬新だったけど!
秀吉は秀吉じゃなくてまんまビートたけしだね。
信長、大河ではあんなにかっこよかったのに、このぶっ飛んだ狂人ぶり、加瀬亮にびっくり。饅頭シーン夢に出そう。
中村獅童のやや知能が足りてない農民役もすごい。
西島さんとエンケンさんの光秀&村重コンビはなんなの?好きなの?殺すの?どっち?みたいな時間が多かったけど、よか。
大好きな小林薫さんもタヌキ家康可愛かった。
武将の皆さんの兜がちょっとずつまたおかしい。
秀吉の、なんか瓢箪いっぱいついてたけどこれリアルじゃないよね。
忠勝の鹿角もなんかちっちゃ!
何が史実かは全くわからないけど、いろんな解釈があるということ、そして戦乱の世はやはり容赦ないバイオレンスであったこと、改めて新しい視点で感じさせてくれました。ひたすら首、首、首!
220 人間ってそんなもの、を忠実に表現した。
主君のためには命も辞さず
というのが過去の戦国時代の描き方だったと思うが
リアルな信長や秀吉を見るに
そら人間なんだからいくら尊敬できる上司でも
パワハラ満載で接さられると、なんじゃこいつ!になると思う。
本作での信長の死因もこんなもんかな、と思うし。
天下統一に知力を示した三谷幸喜秀吉と
裏を知り尽くした戦略家のたけし秀吉。
本作の本能寺の変の原因は案外真相に近いかと。
面白かったです。
ただたけし秀吉が西島光秀を思うとおりに操る様が
拙にはもう一つだったような気がしますが。
70点
イオンシネマ草津 20231130
北野武監督がビートたけしに演じさせた
大変興味をそそられた
狂ってるのが普通
昔見た戦国自衛隊は未だにトラウマで、当時は小学生だったから矢が無数に突き刺さったり、信玄の首とか強烈だった。この「首」も酷たらしく目に焼きつくシーンがたくさんあったけど、年を取ったからかこの時代はこれが普通なんだと冷静に観てた。
たけしさんが言うように戦国武将なんて偉人とかカッコいいとかなもんではなく、ロクなもんではない。この時代の人達(自分達の先祖)も生き延びるために狂人でありただの動物である。人のためにとか信用したら一瞬で消える。権力、手柄、金、生存のため人を利用し躊躇なく殺めるのは普通。普段正義感を持ってるつもりの私もこの時代に放りこまれたらそうなるだろう。まぁすぐ死亡だろうけど。
現代も法や罰がなければそこら中で強奪殺人はしょっちゅう起こり自分さえよければいい狂ってる世の中だろう。むしろ人のいい方が狂ってると言われるかもしれない。現代ですら私利私欲と生存を天秤にかけて法が甘いからか大小犯罪もなくならない。
世界で戦争が起こってる所もあり報道以上に悲惨だと思う、有事になると皆狂う。無法地帯になると自分のためだけに行動してさらに悲惨になる。
映画は観る人それぞれ楽しみ方感じ方は違いますが、ギャグっぽい所も所々あり、この殺伐とした状況では笑えず(笑えたら狂ってる仲間入りなのかも)、終始非情残酷なシーンばかりで気分は悪くなる作品。
首なんてどうでもいいんだよ、相手が死んでればな。と蹴りとばす秀吉。信長の首にしても光秀の首にしても、証拠はなくても確実に相手がいなければ自分は安泰最高。
自分の事しか考えない人間の本質、たけしさんの人間に対する思いの一部もあるのかなと感じた。
予告ではよめないストーリー
残虐なのに何故か笑えちゃうこれぞキタノ映画!
笑えるが毒気も強いキタノ流
「アナログ」の原作がたけし氏なのには意外感もあったが、ご本人が監督と主演を務めた本作の方は、まさにキタノ流、バイオレンスとコメディーのハイブリッド。合戦シーンや殺陣には迫力があるが、壮大なスケールで描くブラックコントとでもいうべきか。
芸人をどついたり、粉をかぶせたり、熱湯に入れたりといった乱暴なコントがあるが、戦国時代にタイムスリップして、刀で斬ったり矢で射たり罠に掛けたりといった命懸けのアクションに置き換えたらどうなるか、という感じ。
大人の悪ふざけと思えば単なるどぎついコメディーなのだが、戦国時代の人命の軽さをリアルに描いているという見方も出来るので、単に笑って済ませられない毒を秘めているところが、世界のキタノの凄さかもしれない。
これは、他の人には絶対に作れない。キタノ作品好きなら、高評価だろう。
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