劇場公開日 2023年11月23日

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「秀吉も家康もお爺ちゃん」首 META坊さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0秀吉も家康もお爺ちゃん

2023年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

監督、脚本、編集、そして主演まで務めた、世界のキタノが描く本能寺の変。
北野流の解釈とはどんなものだろうと、楽しみにしていたけど、上映開始早々に違和感を覚えた。
まずは登場人物の話し言葉。
尾張言葉(なのかな?)を話す信長以外、光秀、秀吉、村重など、方言を話す者は他に誰もいない(木村祐一だけは関西弁だが)。それだけでなく、会話のほとんどが現代語ではないか。いくらなんでも、あの時代にこんな話し方はしないでしょ。
もっともおかしいのは、秀吉も家康も年寄り過ぎ。2人とも信長よりも若いはずなのに、あれじゃあどこから見てもお爺ちゃんじゃないか。

役者さんたちの演技や、映像が素晴らしかっただけに、その2点が残念に思えた。
ちょいちょい笑いを挟んでくるのが、良いのか悪いのかわからないが、柴田理恵が登場して、笑い転げていたご婦人が何人かいた。
個人的にはどこか中途半端な感じがしたけど。

META坊
META坊さんのコメント
2023年12月6日

ですよね。
脚本は北野武ではなく、ビートたけしだったのではないかと思いました。

META坊
トミーさんのコメント
2023年12月4日

信長の尾張訛と他を区別したのは、何かの演出だったのかもしれませんが、効果的とは思えず。掛け合いのような会話劇と言うより小漫才も浮いた感じがしました。

トミー