首のレビュー・感想・評価
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予告ではよめないストーリー
主人公が定まっていない
まさかのBL
織田信長の首をはねたのは誰か?
を期待していってしまい、そんな凝った話など無くて…。
小さな劇場で上映終了までに半分がリタイアしていった。
良い点
殿が常に出てます、声聴き放題。
映画グッズは最高です。
不死身の荒木村重見参
ある意味で、いや生きていたらおかしい🤣
加瀬亮演じる織田信長が家臣の荒木村重に対して自らの忠誠心があるかどうかを確かめるべく刀に饅頭を指し荒木村重の口に刺すと血がたらーと流れながら悶えるのですが、いやこれは普通に考えたら死ぬでしょう🤣あえてブラックジョークにしているシーンが多々有り、史実があるとしたら男色家が多かったというのは事実で男色は武将の嗜みとも云われていた、信長が美男子の(だったらしい)森蘭丸を溺愛していた等は本当で荒木村重と明智光秀の関係性や羽柴秀吉についてはスミマセン、日本史は得意じゃないから詳しく言えませんが一部は史実に基づきそれ以外の展開については北野武監督ならではの戦国時代が題材のコントシーンが多いという印象です。
詰め込みすぎた?
自分の中でかなりハードルが上がっていました。
なのでちょっと割引の評価となってしまいました。
尾張弁バリバリで、準キ◯ガイの加瀬亮演じる織田信長の造形はとてもおもしろかったです。
男色を軸とした人間模様ですが、色気やエロティシズムの表現はあまりできていなかったのかな、と感じました。そう考えると、戦場のメリークリスマスの坂本龍一とデビットボウイの配役は秀逸だったんだと思いました。
中村獅童演じる茂作の間抜けさは、バカは成り上がりが不可能っていうなんとも言えない虚しさを感じました。
曽呂利新左衛門を重要な役どころで話を進めていったのは、芸人であるビートたけしの矜持を感じました。ただ、木村祐一ではなかったかな…。
「首」に関する、シニフィエとシニフィアンの関係性の表現はとても興味深いものでした。
最後のシーンは圧巻的で、あの数秒のための前振りとしては納得のものでした。
総合的にはちょっと詰め込みすぎた感じがして、もったいなかったなぁっていう印象です。
おもしろい切り口
日本史が苦手で、特に武士の時代の歴史は信長・秀吉・家康が分かるぐらい。そんな自分でも理解できるストーリーだった。世界市場に向いているだろう。ただ(現実の歴史を追っているからかもしれないが)長かった。
ネットはおろか写真も電信も存在しない時代、人定は顔を知っている人を連れていく(騙すかも)か、似顔絵(似てないかも)か、でなければ首をはねて持ってくる(腐るかも)しかなかったと、当たり前ながら思い至った。落武者伝説がはやるわけだな。
逃げる家康の追っ手が身代わりばかりを斬るのはギャグなのだろうが、実際顔が分からなければそうなってもしょうがない。
敵の首は権力強化の証しだが、一筋縄ではいかない。テーマとして首にこだわるのはおもしろい目の付け所と思った。
実は北野監督作品を観るのはほぼ初めて(初期のを見たかもしれないが記憶がない)。出演作はいくつか観ていて、まあどれを見てもたけしなのだが、それでも演出によって新鮮な印象を受けたりする。(「ゴースト・イン・ザ・シェル」結構好き)
監督かつ出演だと、現代語でカジュアルに進むこともあり、特に本人が出ているシーンがTV番組のネタのように見えてしまい、没入を削がれる場面があったと感じる。
木村祐一のソロリさんに強い印象を持った。力の抜け加減など、いい味出してたと思う。
残虐なのに何故か笑えちゃうこれぞキタノ映画!
笑えるが毒気も強いキタノ流
「アナログ」の原作がたけし氏なのには意外感もあったが、ご本人が監督と主演を務めた本作の方は、まさにキタノ流、バイオレンスとコメディーのハイブリッド。合戦シーンや殺陣には迫力があるが、壮大なスケールで描くブラックコントとでもいうべきか。
芸人をどついたり、粉をかぶせたり、熱湯に入れたりといった乱暴なコントがあるが、戦国時代にタイムスリップして、刀で斬ったり矢で射たり罠に掛けたりといった命懸けのアクションに置き換えたらどうなるか、という感じ。
大人の悪ふざけと思えば単なるどぎついコメディーなのだが、戦国時代の人命の軽さをリアルに描いているという見方も出来るので、単に笑って済ませられない毒を秘めているところが、世界のキタノの凄さかもしれない。
これは、他の人には絶対に作れない。キタノ作品好きなら、高評価だろう。
映画タイトルがこんなにもしっくり来るのは
北野映画をスクリーンで観るのは初めてでした、観終わっての感想はエンタメ界の帝王、たけしさんだからこそ戦国時代、本能寺の変に至るまでの人間関係を描きながらも面白おかしく仕上げてるのは世界の北野たるところかと。
織田信長だけが尾張弁で家康、秀吉他は標準語に違和感を覚えるといった評論も聞いたけども名古屋で生きてきた自分にとっては尾張弁への監督のリスペクトが感じられた。すべてが標準語でも何の違和感もなかっただろうが、尾張地方の武将の話ゆえに信長だけバリバリの尾張弁のセリフにしたんだと。
三英傑他すべてが尾張弁だったら愛知以外の観客はセリフを聞き取るだけで疲れて内容が入ってこない為だと。
信長の尾張弁は見事でした。方言指導がしっかりされてたんだとわかります。今やあそこまでの方言は聞こえて来ないけど私が子供の頃は使ってたし、聞こえてきた言葉。
そんな方言すら文化としてリスペクトしてる北野武監督の感性を逆にリスペクトしてます。
戦国時代は首を取る、首を落とすことが戦利品であり証であったことを最初から最後まで描くことで、また拘ったことこそが監督の意図するところなのかと思いました。
途中アドリブなのかと思わせるシーンも何度かあって面白かったですよ。
確かにR15になるだけ首が次から次へと落とされる描写も開始早々に慣れてしまいました。
それも北野武監督の演出の妙なのかな。だとしたらやはり賞賛される所以が理解出来ます。
最後にあんなにも格好悪い中村獅童さんは初めて見ました、それは演技力の凄さなのかな。
役者さんそれぞれの演技力にも注目です。
コント的に面白かったかな。
内容理解という点では、同じ日に見たナポレオンより、理解できた。
そら、これまでも戦国もののドラマや映画や色々見てるからね。旗見ればどこの家とか多少わかるから。
役者の見た目年齢と、登場人物の年齢との乖離がかなり気になった。
加瀬亮49才が享年47才の信長といい感じの年齢差なのに対し、それより年下のはずの家康が、小林薫72才なのがすごく違和感あった。1615年くらいの家康を小林薫がやるならわかるけどって。ビートたけしもゆうて後期高齢者なので、あの時期の秀吉にはおじいちゃんすぎるけど。
あとはまぁコント的に面白かったです。
あ、加瀬亮のはじけた演技と、ねちっこい性欲を湛えた目をした遠藤憲一がよかった。西島秀俊にハゲって言葉が似合わなさすぎる。
首レビュー
うーん…たけし城…
欲望と裏切りの時代劇
かなりバイオレンスな映画で
首を斬られるシーンも頻繁にでてくる
定期的にギャグっぽいシーンも挟んでいて
滑稽さを描いているように思う
しかし作品的に冗談に感じられないところが多く
あまり笑えなかった
本能寺の変にいたって
その後、明智光秀が討たれるシーンまで描かれている
でも本能寺の変そのものはけっこうあっさりしている
男色もそれなりにでてくるが光秀の周囲に多い気がする
でも光秀が荒木も信長も裏切るので
これが戦国時代のリアルだったのかなと思ってしまう
この映画での織田信長は完全に暴君になっていて
見ていて恐ろしい
信長は頑張った家臣に跡目を譲るかと思ったら
現実では自分の子供を跡目にすることを知ったことによって
裏切りと陰謀が加速している
本作では頻繁に
斬られたり、殺されたりするシーンが多いので
その中で徳川家康の危機回避のすごさが目立つ
毒入りの鯛を見抜くは普通無理だろ
でも影武者はやられまくり
家康は醜女が好みとか史実だったのか?
茂助については侍になりあがろうとする
百姓はロクな最後にならないということなんだろうか?
本作は現実に近いような
欲望にまみれたバイオレンスな時代劇になっており
合戦のシーンは迫力があるが
血みどろのシーンも多いのでグロいのが苦手な人にはキツイと思う
世界のキタノ、凱旋
最高傑作とは言えないが、北野映画の集大成的な作品であることに疑いない。
素晴らしいことに90年代の映像美が帰ってきている。
内容はやや散漫な印象であるものの、「首」と介錯にまつわる複数の見立てを1つの映画の中で描き切ろうと腐心した跡とも取れる。
また、男色、エログロという事前評判であったが、実際には全編ずっしり重たく、山田風太郎的(あるいはソナチネ的)な物寂しさを感じる演出であった。時に挟まれるコント的な挿話なしには、見通すのはかなりしんどかったのではないか(史実を嘲る本作のスタンスを明確にもしており必要な演出と思う)。
本作には幾つかのハイライトがあり、うち1つは炎上する本能寺での一連のやり取りであろう。
ネタバレになるので記載しないが、同時代的な問題提起を孕み、且つ胸のすくカウンター表現であった。喝采。
演技面では中村獅童が圧巻。加瀬亮の傍若無人な信長像は謂わば壮大なフリであり、先述の本能寺において回収される。
海外の映画祭で何らか受賞して然るべき秀作であった。次回作にも期待したい。
北野武全開です!!
予告を見た感じ“戦国アウトレイジ”だと思ったのですが、案外そこまででした。
序盤から信長の尾張弁に圧倒されます。東海圏以外の方は理解大丈夫だろうか心配です。
そこから、官吏的な光秀(西島さん)、荒木村重(遠憲さん)を中心にストーリーは進みます。
中盤以降は、秀吉(北野武)と曽呂利(木村祐一)、その他、千利休、家康を中心に進展していきます。
そして、あれよあれよと山崎の戦いです。
本作、特に戦闘シーンが秀逸です。鉄砲と弓矢の恐ろしさよ…最近、Youtubeで黒澤作品の「乱」を見ましたが、迫力は引けを取りません。
ただ…アドリブなんでしょうが色々と意味のない会話があったり、脚本&編集が少し勿体ないなと思いました。(北野監督なんですよね…)
後、やたら“軽い”首に違和感MAXでした。発泡スチロール??笑
とはいえ、先に述べた通り戦闘シーンは迫力満点で、是非映画館でご観賞ください!!
納得
戦国時代版アウトレイジ
うーん、面白いけど
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