首のレビュー・感想・評価
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コント的に面白かったかな。
内容理解という点では、同じ日に見たナポレオンより、理解できた。
そら、これまでも戦国もののドラマや映画や色々見てるからね。旗見ればどこの家とか多少わかるから。
役者の見た目年齢と、登場人物の年齢との乖離がかなり気になった。
加瀬亮49才が享年47才の信長といい感じの年齢差なのに対し、それより年下のはずの家康が、小林薫72才なのがすごく違和感あった。1615年くらいの家康を小林薫がやるならわかるけどって。ビートたけしもゆうて後期高齢者なので、あの時期の秀吉にはおじいちゃんすぎるけど。
あとはまぁコント的に面白かったです。
あ、加瀬亮のはじけた演技と、ねちっこい性欲を湛えた目をした遠藤憲一がよかった。西島秀俊にハゲって言葉が似合わなさすぎる。
首レビュー
たけしのひねくれた性格がそのまま。
どうしても全員悪人にしたいんだろう。
でも歴史の授業がつまらなかった自分にとっては、こんな連中のこと勉強しなくて良かったと思わせてくれた。笑
たけしの滑舌も字幕なしで観れた。
でも3!
あと自分がセリフ棒読みだからって棒読み後輩の木村祐一を多用するのやめろw
うーん…たけし城…
オープニングカットからの信長の初登場までは見事だったが、それ以降歴史物とコメディを絡めてとっ散らかっていた気がする。
どうしても武の演技とキム兄の演技がうけつけなく、これはコント?という現実に何回も引き戻された。
また、歴史通でもないので、本能寺の変以降は蛇足に感じてしまい、最後の皮肉もイマイチ伝わらなかった。
とはいえ全く面白くないわけでもなく、あれだけの豪華俳優陣を戦国武将に配役し、キャラを立たせている点や戦国時代の血生臭い絵を描く手腕は見事。
ちゃっと期待しすぎました。
欲望と裏切りの時代劇
かなりバイオレンスな映画で
首を斬られるシーンも頻繁にでてくる
定期的にギャグっぽいシーンも挟んでいて
滑稽さを描いているように思う
しかし作品的に冗談に感じられないところが多く
あまり笑えなかった
本能寺の変にいたって
その後、明智光秀が討たれるシーンまで描かれている
でも本能寺の変そのものはけっこうあっさりしている
男色もそれなりにでてくるが光秀の周囲に多い気がする
でも光秀が荒木も信長も裏切るので
これが戦国時代のリアルだったのかなと思ってしまう
この映画での織田信長は完全に暴君になっていて
見ていて恐ろしい
信長は頑張った家臣に跡目を譲るかと思ったら
現実では自分の子供を跡目にすることを知ったことによって
裏切りと陰謀が加速している
本作では頻繁に
斬られたり、殺されたりするシーンが多いので
その中で徳川家康の危機回避のすごさが目立つ
毒入りの鯛を見抜くは普通無理だろ
でも影武者はやられまくり
家康は醜女が好みとか史実だったのか?
茂助については侍になりあがろうとする
百姓はロクな最後にならないということなんだろうか?
本作は現実に近いような
欲望にまみれたバイオレンスな時代劇になっており
合戦のシーンは迫力があるが
血みどろのシーンも多いのでグロいのが苦手な人にはキツイと思う
世界のキタノ、凱旋
最高傑作とは言えないが、北野映画の集大成的な作品であることに疑いない。
素晴らしいことに90年代の映像美が帰ってきている。
内容はやや散漫な印象であるものの、「首」と介錯にまつわる複数の見立てを1つの映画の中で描き切ろうと腐心した跡とも取れる。
また、男色、エログロという事前評判であったが、実際には全編ずっしり重たく、山田風太郎的(あるいはソナチネ的)な物寂しさを感じる演出であった。時に挟まれるコント的な挿話なしには、見通すのはかなりしんどかったのではないか(史実を嘲る本作のスタンスを明確にもしており必要な演出と思う)。
本作には幾つかのハイライトがあり、うち1つは炎上する本能寺での一連のやり取りであろう。
ネタバレになるので記載しないが、同時代的な問題提起を孕み、且つ胸のすくカウンター表現であった。喝采。
演技面では中村獅童が圧巻。加瀬亮の傍若無人な信長像は謂わば壮大なフリであり、先述の本能寺において回収される。
海外の映画祭で何らか受賞して然るべき秀作であった。次回作にも期待したい。
北野武全開です!!
予告を見た感じ“戦国アウトレイジ”だと思ったのですが、案外そこまででした。
序盤から信長の尾張弁に圧倒されます。東海圏以外の方は理解大丈夫だろうか心配です。
そこから、官吏的な光秀(西島さん)、荒木村重(遠憲さん)を中心にストーリーは進みます。
中盤以降は、秀吉(北野武)と曽呂利(木村祐一)、その他、千利休、家康を中心に進展していきます。
そして、あれよあれよと山崎の戦いです。
本作、特に戦闘シーンが秀逸です。鉄砲と弓矢の恐ろしさよ…最近、Youtubeで黒澤作品の「乱」を見ましたが、迫力は引けを取りません。
ただ…アドリブなんでしょうが色々と意味のない会話があったり、脚本&編集が少し勿体ないなと思いました。(北野監督なんですよね…)
後、やたら“軽い”首に違和感MAXでした。発泡スチロール??笑
とはいえ、先に述べた通り戦闘シーンは迫力満点で、是非映画館でご観賞ください!!
納得
たけしがお蔵入りさせた理由がよくわかる作品でした。
脚本は好みが別れますが、なりよりも映画のテンポが致命的に悪く、上映中は退屈になる時間帯もしばしば。
たけしも上映することは不本意だったことが容易に推測される作品でした。
これから観に行く方々は
肩肘張らずに気楽に観る位で臨んでください。
戦国時代版アウトレイジ
本能寺の変をコミカルに描いた映画です。でも結局やってることは「アウトレイジ」。残酷さと笑いが同居する北野武らしい作品です。戦闘の場面は黒澤明の作品を思い出させるところもあり、なかなか迫力がありました。加瀬亮の名古屋弁がイカれたキャラと相まってよかったです。本能寺の変前後の歴史を予習しておけばもう少し楽しめたかなと思います。
うーん、面白いけど
率直な感想は「面白かったけど、めちゃくちゃやなぁ」
歴史に詳しいわけでもないので
時代考証がどうのこうのと細かく
言えないけど、さすがにこれはないなぁ
という場面が多々あり。
とくに首は片手で持ち上げられるほど
軽くないし(笑)。
まぁ、比喩なんだろうけどね。
でもまぁ、アウトレイジ戦国版と
考えれば、目くじら立てることもないか。
豪華な役者陣、グロ、男色、
異様な信長(これはでも出色)と
これまで観たことのない戦国物であることは
確かだし。
加瀬亮が信長と同じ歳とは知らなかった(~_~;)
加瀬亮、もっと若者かと思ってました(爆)
時代考証??? まあ、最初からあまり気にしてないのだろうけど、特に登場人物の人間関係と言葉遣いはやはり気になりますね(本当の様な嘘をつくのが名作の鍵なのに)。
それから年齢的なキャスティング(秀吉・家康)はメチャクチャでしたが、小気味良いテンポと飽きの来ない演出であっという間の130分でした。
でも、最近のファンタジー時代劇「原田版 関ヶ原」や、冒頭10分で我慢の限界を超えた「キムタクバタフライ」と比べると随分マシな作品だったと思います。
主題が首だから、斬首のグロさは否定しないけれど、男色がテーマの様にも感じられ、そのあたりはカットしてその分もっと「アウトレイジ」風に全員悪党を際立たせた方がよかったと思います。椎名桔平使えばよかったのに・・・とにかくオッサン達のからみ(遠藤キモい)が気色悪すぎる💦
なんか茂助の演技が狂い過ぎて、本当に中村獅童なのかなと最後まで観ていました(笑)
曽呂利は大竹を返り討ちにすべきだったね。ラストは飄々と利休の庵を去る曽呂利の後ろ姿であったならば★★★★でした。
しかしタケシは笑わせる。そこは100点❕❕
戦国コント(昭和エンタメ)
ん。ビートたけし映画でしたね。なんだか編集が雑に感じてしまったのは私だけでしょうか…。画面作りや音楽(音響)は流石な感じでしたが、なんというか薄味?三人のコントが本筋なのでしょうから致し方ないとは思うのですが、予告編等々で勝手に盛り上がっちゃった一人としてはもう少し"本能寺"に焦点があたっていて欲しかったかな。信長(加瀬亮)は狂気の要所要所で一瞬挟まる"素"の表情(皆を観察してる)が一番怖くて痺れましたね。
おっさんずラブだぎゃ
映画の日2本目は「首」です。
黒澤明の乱を見直したばかりなので
あー大好きなんだなあと愛を感じましたが
流行りのゲイ要素は本編の流れにほぼ関係なく
構想50年の最後の半年に付け足したのかなと。
とにかく出てくる人が身内っぽくて
内輪ノリのお笑い番組見せられてるみたいで
いまいち何が伝えたいかはわからなかったです。
ちなみに
光秀は信長より六歳年上
信長は秀吉より三歳歳上
家康よりも八歳歳上
秀吉は家康より五歳歳上
たけしさんは監督に徹しても良いのでは?
気を取り直して次行ってみよう!
武士の美意識が笑いのツボに
戦国モノといえば、迫力・感動・濃密な人間模様と思わず身構えて視聴してしまうが、この作品は良い意味で脱力させてくれる。
「あ、これアドリブ」だとわかってしまう羽柴家中のやりとりもまた面白い。
p.s.いや、あんたが信長の首奪っちゃイカンでしょ(笑)
たけし解釈の本能寺の変
いかにして明智光秀が謀反を起こすに至ったか、たけし解釈で描く。
みんな腹の底を隠しながらのしあがろうと必死。
明智光秀と荒木村重のやられっぷりは可哀想、だけどBLはきちぃ。
織田信長はまさしく魔王。カリスマ性は皆無でイかれっぷりはお見事。忠臣に裏切られるのは当然。
豊臣秀吉はコントパート、でなんだか一番腹黒い。でもコントがちょっと滑ってる…
徳川家康が冤罪で狙われながらも、のらりくらりと交わしていく飄々とした感じが良い。
たけしといえばバイオレンス描写のイメージだが、戦国時代はこれが当たり前な世界だと考えるといまいちパッとしなかった。
首を取ることを最大の手柄としていた異常な時代の中、あのラストはたけしの冷めた視点を感じた。
攻防劇コメディ
信長か光秀が主役だと思っていたけど、たけしさんの秀吉が主役だった。
今回、暴力時代劇になるかと思いきや、どちらかというと策略に満ちた攻防劇にコメディ要素を散りばめた作品になってたのが面白い。「アウトレイジ」的な狂った作品ではなく、意外としっかりした作品だったのは、史実のある時代劇だからか。ま、信長の加瀬亮さんは狂ってたけど🤣
そして、ストーリー上の主役が中村獅童さん演じる茂助。テーマを見事に消化していた。
役者の皆さんが魅力的な作品だった。
また、合戦シーン、お金がかかってる為か、迫力があった。暗殺シーンもアイディアに満ちていた。
それでも、どこか物足りないのは、北野監督作品に期待しすぎるせいか?
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