METライブビューイング2022-23 ケヴィン・プッツ《めぐりあう時間たち》

劇場公開日:

METライブビューイング2022-23 ケヴィン・プッツ《めぐりあう時間たち》

解説

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演される最新オペラ公演を映画館で上映する「METライブビューイング」2022~23シーズンの第3作。バージニア・ウルフの名作小説を原作とする同名映画を基に、3つの時代に生きる3人の女性の人生を変えた1日を描いた「めぐりあう時間たち」(2022年12月10日上演)を収録。

1920年代のイギリス。心に病を抱え死にひかれている人気作家ウルフは、夫レナードに見守られながら、小説「ダロウェイ夫人」の執筆に取り組んでいる。1950年代、ロサンゼルスで暮らす主婦ローラは第2子妊娠中で幸せそうに見えたが、親友キティへの思いに悩んでいた。2001年のニューヨークでは編集者クラリッサが、かつての恋人でエイズを患っている詩人リチャードの文学賞受賞を祝おうとするが……。

2022年製作/199分/アメリカ
原題または英題:The Metropolitan Opera HD Live Season 16, Episode 3: Puts: The Hours
配給:松竹
劇場公開日:2023年2月3日

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(C)Evan Zimmerman/Metropolitan Opera

映画レビュー

3.0初めてのメトロポリタンライブビューイングを観た。

2023年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

映画の「めぐりあう時間たち」が余りにも素晴らしい作品だったので、興味を持ち鑑賞してみた。

残念ながら、映画には及ばなかった。実は映画が公開されるとき、原作の小説(ビューリアッツ賞受賞)を読もうとした。だが、難しくて途中で断念した。映画を観たらたいへんわかりやすく、主演の女優の演技も申し分なかった。ウルフを演じるキッドマンは特に素晴らしかった。原作を読んでいないので、本作品が何処まで忠実なのか分からない。

そもそも、作品自体が難解で、小説「ダロウェイ夫人」やウルフの生涯を知っていなければ愉しめないオペラだ。知的スノッブの為の音楽劇だと思う。新作オペラだから、ベルクのようなオペラを想像していたら、わかりやすい音楽で私は拍子抜けした。衝撃はなかった。それなりに愉しめたが、終演後スタンディングオベーションをするほどの作品には思えなかった。ただ、最後の三重唱は心が揺れた。

東京には常設のオペラハウスがあるが、地方に住んでいる人にはライブビューイングは貴重なオペラ体験になる。

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いなかびと

5.0『心のままに生きよう』  決定的なネタバレあります。

2023年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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マサシ

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