破戒

劇場公開日:

破戒

解説・あらすじ

1948年に木下恵介監督、1962年に市川崑監督も映画化した島崎藤村の名作「破戒」を、「東京リベンジャーズ」の間宮祥太朗主演で60年ぶりに映画化。亡くなった父から自身が被差別部落出身である出自を隠し通すよう強い戒めを受けていた瀬川丑松は、地元を離れてある小学校の教員として奉職する。教師としては生徒に慕われる丑松だったが、出自を隠していることに悩みを抱いている。下宿先の士族出身の女性・志保との恋に心を焦がす丑松だったが、やがて出自について周囲に疑念を抱かれるようになり、学校内での丑松の立場は危ういものになっていく。苦しみの中、丑松は被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎に傾倒していくが……。間宮が主人公の丑松役を演じるほか、志保役を石井杏奈、友人で同僚教師の銀之助役を矢本悠馬、猪子蓮太郎役を眞島秀和がそれぞれ演じる。監督は「発熱天使」の前田和男。

2022年製作/119分/G/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2022年7月8日

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(C)全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

映画レビュー

4.5胸に迫るふたつの主題、美しい日本語、そして間宮祥太朗

2022年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.0人類というものは本来、平和を愛する生き物なのです

2025年5月29日
Androidアプリから投稿

昔、徳島に引っ越して高校の授業で同和教育を受けて知ったのが初めてでした
体育館で公演を聞かされて、感想文を書かされました
講演者がアメリカの黒人の奴隷解放と比較して、同じ日本人なのに差別があることを憂いていました
それって、人種差別じゃないですかって書いたけど無視されました
自分の中にも差別がある事を理解出来ない人が講演してるんだから、差別は奥深い

人類というものは本来、平和を愛する生き物なのです
から始まり
いつか、理解しあえる日がくる
で終わる主人公の講和は未来への希望です

世の中の理は競争することで進化し、適合したものだけが生存出来る世界です
小さな野原でも、草どうしが、自分の遺伝子で埋めつくそうとしのぎを削っている
その弱肉強食の法則から脱却し、社会という組織を作り、先に進もうとしているのが人類です
競争より協力
理解しあい、信頼し合う事で先に進もうとしている
しかし、気を抜けば理に負けてしまう
相手を駆逐し、自分だけが生き残りたいという本能
心の弱さが差別を産んでいく

普段、生活をしていると忘れてしまうくらい表向き、部落差別は忘れ去られている
水平社100周年を記念して作られたこの作品は、団体の皆さんには感慨深い物があるんでしょうね
ラストの改変は明るい未来への希望なんでしょう

同和問題は、やはり忘れてはならないと思います
表向きは忘れ去られているようでも、結婚や就職など、突然突きつけられる場合があるかもしれない
その時、全く知らないのと、ちゃんと意識して自分なりの考え方を持っているのでは全然違いますから

人生ではじめて直面する差別は、学校のイジメかも知れません
あらゆる差別がなくなり、戦争がなくなり、人類がも一段、高次元の存在になれる日が来るといいですね

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nakaji

4.5スクラル人

2025年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

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共感した! 15件)
kossy

3.5諸事情により絶対に知らねばならなかった作品。原作を読みたかったが改...

2025年5月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

諸事情により絶対に知らねばならなかった作品。原作を読みたかったが改編を余儀なくされたものがあると聞き意欲喪失。今回の鑑賞で初めてこんな作品なのかと知った。
生まれた時から差別を運命づけられる、なんとおそろしい。世界で、いや日本でも今日でも残っているのかもしれない。教育の大切さが身に染みる。
全体的には良かったが、キャスティングにやや疑問あり。作品の質が…どうして?

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はむひろみ