劇場公開日 2022年9月9日

百花のレビュー・感想・評価

全197件中、21~40件目を表示

4.0母親は原田美枝子。 認知症の症状がある程度進んでいる。こんな状態の母親をひとりで残して 菅田将暉は妻のいる家に帰ってしまう。

2023年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

萌える

動画配信で映画「百花」を見た。

劇場公開日:2022年9月9日

2022年製作/104分/G/日本
配給:東宝

菅田将暉29才
原田美枝子64才
長澤まさみ35才
永瀬正敏56才
川村元気監督
川村元気原作

実家に菅田将暉が帰ってくる。
大晦日の夜だ。

母親は原田美枝子。
認知症の症状がある程度進んでいる。

こんな状態の母親をひとりで残して
菅田将暉は妻のいる家に帰ってしまう。

ひどいなと思ったが、
彼は心のどこかで母親を憎んでいたのかもしれない。

それは小学生のとき母親に置き去りにされ、
1年間放置されたこと。

原田美枝子「だけど私は後悔はしていない」

阪神大震災のショッキングな再現映像がある。

あのときオレのいた地域は震度4だった。
自分が経験した一番大きな地震があれだった。
あんな大きな地震は今後有り得ないだろうと思っていたが、
その後には東日本大震災が起こっている。

原田美枝子は撮影時64才。
メイクの力もあるのだろうが、
とても美しい。

人間は誰でも死ぬ時が来るし、
認知症になる人もいるだろう。
大地震に遭遇することもある。

人間には抗えないことがいくつもある。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

2.0陰鬱

2023年4月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

寝られる

映画にゲージツは求めていない。
浮き世の憂さを晴らしたいのに金を払ってもっとストレスを背負い込んでどうする!
まさにそんな感じ。
男に溺れて子供を捨てるなんて言語道断。
ヌケヌケと元の鞘に収まろうなんて厚顔無恥すぎる。
覆水盆に返らず、もっと酷い目にあって然るべき。
そんな感想しか残らなかった。
菅田が忘れたのは母親の免罪符ではなく、
封じ込めなければ耐えられなかった苦痛を与えた証佐でしかない。

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みみず

4.5人は忘れるもの

2023年3月26日
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YUKI

4.0母と息子 離れてどう付き合ってゆくか

2023年2月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

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まさのすけ

3.5記憶を失っていく母と、記憶を取り戻すむすこ

2023年2月17日
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鑑賞方法:VOD
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琥珀糖

4.0半分しか見えない最高の花火

2023年2月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

忘れたくないのに忘れてしまう。
忘れたいのに忘れられない。
それぞれが交差する中、最後にたどり着いた最高の半分の花火。

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上みちる

4.5トリッキーな映像と音楽で綴られる認知症介護のストーリー

2023年2月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

会社の関係でチケットを頂いたので鑑賞🎬

認知症介護当事者的にリアルな描写が刺さる。

同じ音楽や光景がグルグルと回る感じや曖昧な景色をツギハギのされた記憶…
全てを語られないのがまた認知症で記憶を失う切なさを感じさせられます。

ただの介護の話ではなく少し謎めいたミステリーな雰囲気が良かった!

母の秘密の日記を通して母が居ない空白の謎の部分を覗き見。
だけど全てが何でも説明されるわけではなく観る側に委ねられるような映画。

トリッキーな映像と音楽も楽しめて芸術的にもストーリーも楽しめる作品でした!

認知症介護の当事者にはかなりキツイところがありました。
この作品を今後観る時、私はかなり気合を入れて観ないとキツイかも。

でもまた観たい作品。

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おもちまろ。

3.5母親の過去

2023年2月7日
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ミカエル

5.0日本映画

2023年1月11日
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過剰な演出がなく淡々と進むストーリーが

ボクにはリアルに感じました。

やるせないけど、憎めない愛を感じで
ボディーブローのようにじわじわ来ました。

俳優様たちもすごい。

とても好きな作品になりました。

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スピリットくん

2.0昼ドラみたいな映画

2022年11月22日
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鑑賞方法:映画館

認知症と不倫と母子のストーリー。
不倫が入った映画、苦手なんですよね、それがあってより絆が深まる家族とかの話ならいいのですが。

なんだか昼ドラみたいでしたが、役者は上手でした。
上手だったのでなんだか気の毒です。

子供がタイトルから素敵な映画だとおもったらしく見ることに。
テーマもよく分からなかったです。
二人で良く分からなかったねと、子供は見たことすら覚えていない様子です。

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ころん

2.5いい役者を揃えたんですが…

2022年11月3日
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こんな素晴らしい役者陣なのに、
これは演出、脚本の問題でしょうか。
全ての出来事を深掘りすることなく
浅〜く描いていて、台詞もグッとくるものがない。
ストーリーの内容からしたら、もっと心を動かす
言葉や演出があっても良さそうなのに。

ただよかったのは、原田さんが演じていた母の
認知症の進行度が徐々に酷くなっている様子を
非常にわかりやすく演じられていたと思う。
そして、恋をしている顔の美しいこと。
認知症の彼女と同じ人には見えない。

認知症の不思議なところは昔の出来事は
とても鮮明に覚えていたりする。
そして自分では気づいていなくとも、無意識に
浅葉さんが好きだった卵だけはきらさないように
心掛けてたことなんて、奥ゆかしい乙女心を感じてしまう。

半分の花火が昔子供の頃泉が口にしたこと
だったとはあまりにも切なかった。
それでも、小学生の自分を置き去りにして
男の元へ行ってしまう母親に対する許したいけど
許せないこのモヤモヤする葛藤は辛すぎた。

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さくらん

3.0ラストの半分の花火までは

2022年11月3日
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ラストの半分の花火までは、ピンときませんでしたが、ラストシーンで大分取り戻した感じです。

年老いた母と同居なので、個人的に込み上げてくる所もありました

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ふくみみ

3.0団地妻シリーズ。

2022年10月27日
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30年を往還する原田美枝子、目を奪う驚愕の美貌が端正上質な脚本を寧ろ邪魔した感も。
にしても仲が良過ぎる美男美女の母子、そして嫁。
ロマンポルノな題材。
団地妻、完結編。

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きねまっきい

4.0消え行く想い出と、残り続ける感情…

2022年10月25日
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鑑賞方法:映画館

まず、オープニングから映像マジックに驚かされた。
長編初監督である川村元気の演出は、映画を熟知した巧みさに富んでいた。
監督補=平瀬謙太朗の力もあるだろう。

次に、菅田将暉が長髪を後ろに括っているのが気になってしょがなかった。
センスの違いなのだろうけれど、自分にはあれが綺麗だと思えない。
ま、これは余談。

予告編で「半分の花火」がキーワードとして投げ掛けられている。
本編でこれがあっさり見つかったときには釈然としなかったが、そこに巧妙な仕掛けがあり、主人公と共に目を潤ませることになる。

この映画は、「記憶」という厄介なものを媒介にして、母と息子の因縁、絆、愛情というものを描いているように感じた。
人が健全に生きていくために「忘れる」機能が備わっているのだと、誰かに聞いた覚えがあるが、人は忘れてしまいたいことが忘れられずに苦しむ。一方で覚えておくべきことを忘れてしまう。しかも、忘れてしまうと忘れていることにも気づけないのだ。
「記憶」とは、げに厄介なもの。

母親が記憶をなくしていくのを見つめる息子。息子は母親にある恨みを抱いている。自分がやったことを忘れていくなんて、いい気なものだと感じている。自分は未だに苦しんでいるのに…。
でも、「半分の花火」のことは、母があんなに見たがっていたのに、自分がすっかり忘れていたことに驚く。
母にとって自分は愛おしい息子であり続けたのか、あの優しい母を愛していた子供の頃を自分は忘れていたのに。

年をとると新しい記憶を蓄積できなくなる。老いると新しい記憶から消えていき、若い頃の強く熱い記憶だけが残る。
成長過程で新しい記憶をどんどん積み重ねていくと、幼い頃の他愛ない記憶は逆に薄れていく。
親が年老いて死に近づく頃に思い出す我が子の幼い頃のことを、子供の側はほとんど覚えていないという皮肉こそが記憶のメカニズムなのだろうか。

この映画の母と息子の関係は、一般論が当てはまるものではない。
たが、この記憶のメカニズム自体は多かれ少なかれ誰にも当てはまるだろう。
最後まで残るのは、出来事の記憶ではなく愛おしい感情の記憶なのかもしれない。。

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kazz

3.5「記憶」という迷路の先に見つけれるものは何か

2022年10月25日
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鑑賞方法:映画館

『認知症は神様が人間に与える最後の贈り物』
という言葉を聞いたことがある。
この言葉は立場によって賛否両論だと思うが、
思い出を忘れていく人間にとっては、後悔や情念などを失い、
生きていた人生の中で忘れ得ない幸せな思い出だけが残るのであれば、それは本当に幸せなことなのかもしれない。

作品の中で日記が出てくるが、
日記として書き留めていても忘れてしまう事は多い。
しかし、忘れ得ない一瞬というものは書き留めていなくとも決して忘れない。
きっとそこには凝縮した幸せが詰まっているものなのだろう。
だからこそ、日記に記された【現実日々の過去】という価値が、それぞれの立場からの価値対比として見事に表現されているのも巧妙だった。

人は誰しも生きていれば多くの後悔や苦しみを抱えて生きている。それはその思いが強いほど多くが記憶に根付いてしまう。
「あんな一言、言わなければよかった」とか
「もっとこうしておけばよかった」とか
「こんなに自分は我慢してるのに」とか∙∙∙。
でも、そこには相手に対する
”思いやり” や ”愛” が根底にあるからこそなんだ。と
この作品を観て気付かされ、考えさせられた。
愛する人との記憶というものは本当に儚く、
自欲によって塗れているものかもしれないが、それは決して悪くない。
大事なのは、大切な人の記憶の中に存在することが価値なのかもしれない。

ワンカットワンシーンの技法であったと聞きましたが
時間が記憶や感情と共に流れて溶け込むような没入感からの
ハッとさせられるアップの表情に 何度も何度も感情が揺さぶられ、
菅田将暉さん、原田美枝子さん、長澤まさみさん
それぞれがそれぞれの思いを抱え交差していく感情の表現が、
本当に繊細で素晴らしかったです。さすがでした。。

ラストに向けての展開回収は勿論ですが、
主人公の泉が携わっていた仕事のラストのくだりも秀逸でした。

記憶って曖昧だが、美しく、愛に満ち溢れている。
これは曖昧だからこそ。なのかもしれない。
現代問題や近代的な要素もしっかり取り入れられてますが、
まるで文学作品みたいな作品でした。

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甘酒

3.5「サンセバスチャン国際映画祭最優秀監督賞」

2022年10月22日
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知的

今年117本目。

スペインの映画祭でタイトルの賞を獲得して、それがワンシーン・ワンカット撮影の迫力もあると思います。菅田将暉、原田美枝子の力を振り絞った演技。そこが見所。家族が認知症になっても何でもこちらでやるのではなく、役割を担って貰うのもいい接し方とよく聞きます。スペインの映画祭で川村元気と原田美枝子がスーツとお着物で授賞式格好いい。

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ヨッシー

3.0気になる所に河合優実

2022年10月22日
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↑見るとこ見るものにヒョコヒョコ登場するので、そろそろ夢にも登場してくれそうです(キモチワルイ)。今年のイチオシ。
想像してたよりも自己陶酔系映画ではなかったので観やすかったですね。印象描写多めなので、3倍位長く感じる為に好みは分かれるでしょうが、演者さんの静かなる熱量も相まって退屈することはございませんでした。
記憶にまつわるロードムービーとしては、ラストシーンへと辿り着く為の旅路なのでとても良かったと思われます。チグハグな記憶がピタッと嵌る瞬間は鳥肌ものでございました。演者さん達は皆素晴らしかったけども、抜群だったのは長澤まさみさんですかね。

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lynx09b

3.0半分の花火

2022年10月19日
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はぎの

3.5そして、息子の優しさが残る。

2022年10月17日
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忘れてゆく母と忘れられない息子。認知症で記憶が曖昧になってゆく母親に接することで過去の確執と向き合うことになる息子。

美化されたキレイなストーリーという印象。もっと現実がグサグサきてもよかった。だってめっちゃ酷い母親やん。息子は長年苦しんでるのに母親だけさっさと忘れてなかったことになってゆくなんて解せないし、許せない。それでもどうすることもできないことであるってゆう葛藤をもっと知りたかった。これ息子と娘ではまた違うんやろうな。息子って優しいよね。

認知症の表現はなんか既視感があって思わずMOTHERかよってなったのは私だけではないはず。若かりし日の母親を原田美枝子さんが演じるのも時間軸が分かりにくいからやめてほしかった。何より「そして、愛が残る。」って、むしろ逆のものが残った気がする。結局、やっぱ息子って優しいよねって話。

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はるたろう

3.5テーマと俳優はいいけど

2022年10月15日
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泣ける

悲しい

物を忘れることと、人を愛することを半分の花火というエピソードでうまくまとめており、それを俳優たちがとても素晴らしい演技で好ましく思えたが、もう少し脚本が練っていないため、よくわからないとか、不倫の母云々と言ったら別の方向になってしまったのがもったいない。撮影方法などもとても凝っておりシンプルながらとても落ち着いたえんしゅつも
最後の息子の謝る一言が1番大事なのだから、もっと脚本でそれまでの過程がわかるような展開だともっと良かったと思う。

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morick