さがすのレビュー・感想・評価
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問題作であることは間違いない
スーパーでおにぎり万引きして捕まったり、何を考えているのか一向に解らないお父さん。 そんなお父さんが突然の失踪、娘はお父さんを探して奔走する。 そんな出だしの映画なんですが…問題作であることは間違いない。 推理サスペンス?ミステリー?愛の物語?娘の探偵物語? まあ、それ全部。
さがしものはなんですか
見付けにくいものでした。 「いつから?」に言及されてないので判断が難しい所ですが、良い様に解釈して甘めにポチッと。カエデとムクドリの好演も相まってます。ムクドリ良かったなぁ、ハンドルネーム含めて想像してみると大分味わい深いキャラクターでしたよね。 違和感は端々に感じられるものの、途中途中で自分の中の「思い」みたいなモノが掻き乱されるので、のめり込んでたんだなと思いました。当初「2時間か…長いな」と思ってた部分も気にならなかったし。それでも、用心(若しくは覚悟)が必要な作品ではあるとは思いますが。
俊英・片山慎三の商業映画デビューを観逃すな。緻密な脚本と練り上げられた映像の圧倒的な完成度!
映画を観終わったら、場内で拍手が起こったのでまず驚いた。 おお、こんなこと昔『ブラス!』で体験して以来じゃないか? そしたら、終演後、ふつうに監督のトークショーが始まって、さらに仰天した。 なんだ、だからみんな拍手してたのか!! いや、十分拍手に値する映画ではあったけど。 てか、入口の掲示とかアナウンスでも言ってただろうに、よく俺気づかなかったな……(笑) ふりでふらっと観に入った客とか、あの回で、もしかして俺だけだったりして。 映画自体は大満足でした! これを褒めなきゃ何を褒めるんだって感じで、大絶賛したいところなのだが、内容をネタバレして観るとおよそ興覚めなタイプの映画なので、どう人に紹介していいのか、結構悩む。 ノリとしては、やはりかつて助監督としてついていた、師匠格のポン・ジュノに近いと思う。 ポン・ジュノの特徴として、「ジャンルオーバー」「先読みさせないことに全力」「社会派だがエンタメ」「心の闇の描写と家族の人情モノの組み合わせ」の四つが常に核にあると思うのだが、片山監督もこの四つの要素を完璧に兼ね備えている。 トークショーでは、霊感源として、ご本人は『セブン』、『羊たちの沈黙』、韓国の犯罪映画など、進行の宣伝マンからはタランティーノや『アモーレス・ぺロス』あたりの名が挙がっていたが、要するに、タランティーノ以降発展してきた「今のサスペンス」の最先端をしっかりとらえているといえるだろう。 多視点の語り直しと時系列の組み換えをギミックとしてもつ緻密な脚本。 1カットごとに考え抜かれた、スタイリッシュで撮影意図が伝わる映像。 細部まで練り込まれた小ネタ、挿入される笑い、時事性、変態性欲、ホラーテイスト。 冒頭、どこかの農村めいた風景。 手前の倉庫で画面端が切り取られた奥の空き地で、 佐藤二朗がトンカチの素振りをしている。スローモーションで。 流れるリストの「愛の夢第3番」。 鮮烈なイメージだ。どこか病んだ、サンチンの型でも見ているような。 これだけで、「ああ、ふらっと観に来て正解だった」と確信が持てる。 続く、少女の疾走。カットを割る、割る、割る。 カーブ・ミラーの巧みな使用から、防犯ビデオのモニターへ。 少女の影が、画面内の小画面のなかを、飛び移ってゆく。 「数秒」のシークエンスを、徹底的に面白く見せようとする強固な意志。 少女のあせる気持ちをきちんと描くとともに、この映画が「個人の激情を外からいったん眺め、分割し、再構築する志向の映画だ」という意志表明にもなっている。 監督が「絵コンテ」の人だと、ひしひし伝わってくる。 こいつは、本物だ。 出だしは、食べ方の汚いうらぶれたオヤジと、口は悪いが利発で愛情ぶかい娘の、大阪・西成での下町暮らしから始まる(ちょっと陰気なじゃりン子チエみたい)。 ある日、指名手配犯を町で見かけたと言い出す父親。そして翌朝、父親は失踪する。 警察は受け合わない。父親がいると聞いた日雇いの現場には別人がいる。その別人は父親の名を名乗り、顔は指名手配犯そっくりだ。 ビラを配っても、貼っても、杳として父親の行方は知れない。 そのうち、担任が施設のシスターを連れてくる。そこに「探さないでください」とのメールが父名義で届いて……。 こうやって序盤で与えられる情報から容易に組み立てられる推測どおりに、しかしながら(当然ながら?)話は進まない。 そして、どう進むかを言った時点でもう台無しなので、ここではあえて触れない。 時系列と視点の切り替えが起きるたびに、話は複層性を増し、表面上語られていたはずの物語は別の一面を見せ始める。それぞれの物語には、それぞれの始まりがあり、それぞれの動機がある。彼らは何を「さがして」いるのか。ほぼ隙なく組み立てられた欲望と情念の織り成す箱根細工は、あたかも一個の芸術品のようだ。 一言言っておくと本作は、2020年の僕のベストである『ミセス・ノイズィ』の「裏」バージョンともいえる構造をとっている。 要するに、『ミセス・ノイズィ』は、有名な時事ネタをベースに作ったというのを表のギミックとしてあらわにしたうえで、そこから予期される以上の展開を用意することで客の度肝を抜いたわけだが、『さがす』はその「逆」で、後半に「有名な時事ネタ」が複数個、隠されているのだ。 表面上オーソドックスな失踪人探しの物語をやるかにみせて、実はきわめて人口に膾炙した「あの事件」と「あの事件」をモロに素材にとっていることが、「観ているうちにわかる」仕掛けになっている。ああ、それの話をやりたかったのか、と。 ちなみにネタバレに直結しないので一つだけ触れておくと、西成地区に指名手配犯が紛れ込んで生活しているというのは、監督の実体験(父親が電車で見かけたと言ってきた)がベースになっているらしいが、実際にリンゼイさん殺害事件の容疑者だった逃走犯、市橋達也が一時期西成で暮らしていたことも元ネタのひとつかと思われる(当時、1000万円の報奨金がかけられていた)。西成地区の活気と猥雑さ、無国籍な怪しい魅力は、映画の重要な背景となっているが、日雇い仕事とドヤが存在し、なりすましが現実に横行する西成でしか撮れない話だという部分も大きいだろう。 片山監督が時事的な問題を扱うさい、あくまで「極限下での人間の姿」を描くための素材として用いて、下世話な解釈や思想的な押し付けに走らないのは立派な姿勢だと思う。さらには、社会派的な視点に立ちながらも、メッセージ性に優先して、何より「面白い映画であること」「技巧的に手の込んだ映画であること」にこだわりをもって、エンターテインメントとして成立させることに注力しているのが素晴らしい。あと、一定の観客がドン引きして離れるのを承知のうえで、タランティーノやニコラス・ウィンディング・レフン同様、ある種のバッド・テイストを仕掛けてくるような(あるいは「仕掛けずにはおられないような」)、にじみ出る彼の「含羞」だったり「矜持」だったりも、じつに僕好みだ。 ある程度、登場人物が「この時点で本当はどういう意図をもって動いていたのか」を、観客の推理と想像にゆだねる作りになっているので、終盤の展開に若干とまどう人もいるかもしれないが、僕が観て感じた範囲では、それぞれの登場人物の行動原理はいちいち腑に落ちたし、とくに某人物が、後悔と贖罪の念を妄執にまで膨らませ、「愛」の形としての●●に目覚めてしまう流れは、個人的にはすっと得心がいった。 驚くほど巧妙に組み立てられた作品だ。 ポン・ジュノ譲りの「意地でも客に先読みさせないぞという情熱」は、ストーリー展開のみならず、キャラクター造形においても一貫されている。 本作で、出てきたときの「お定まり」「お仕着せ」のキャラクターイメージを、最後まで維持する登場人物はまずいないといっていい。 それは、もちろん父親も、娘も、指名手配犯もそうだし、脇を固める人達にも通底する原則だ。 オレンジをおごってくれる朴訥な老農家の一大コレクション(いそう! こういう人ww)。 死にたがりのムクドリが「多目的トイレ」で見せる聖女のような慈愛。突然せまってくる奥さんの生々しさ。実は、どちらのシーンも二朗さんには撮影内容の一部が伏せられていて、あそこで見せる彼の演技は、完全に(原田智として彼がその場で対応してみせた)「生の反応」らしい。 佐藤二朗の父親役は、あて書きだけあって、旧来のパブリックイメージをうまくいかした(あるいはうまく裏をついた)狙いどおりのハマり役。ちょっと遅れていたり発達っぽかったりする感じと、人柄の実直さ・愚直さと、得体の知れない薄気味悪さがない交ぜになった独特の人物像を構築している。てか、この人、堤幸彦と福田雄一のせいで歪んだコミックリリーフ的イメージを押し付けられてるけど、本来は演劇畑の演技を志向するタイプで、こういうクセのある話にはドンピシャで嵌るんだよね。それはそうとして、どうでもいいけど、路上で飯を食うシーンの横顔があまりに大きすぎてびっくりした(笑)。昭和の歌舞伎役者並の頭部膨満感……。 伊東蒼は、あまりに達者すぎて、ちょっと末恐ろしいくらい。『空白』に引き続き、きわめて七面倒くさそうな父親をあてがわれる中学生役をふたたび好演。そういや、二朗さんとはNHKの『引きこもり先生』でも絡みがあったっけ。マジ、天才だろ、この子。とくにラストのあの演技はなかなかできない(ラリーが続くこと自体にも単純に感心したけどw 何テイクかけてる??)。まあ、遠からず他の「天才あおいチャンズ(宮崎あおい、蒼井優、悠木碧)」に肩を並べる存在になるのはまず間違いない。 指名手配犯の清水尋也は、最近の若者によく感じるどこかフラットな印象と、当たりの柔らかさ、そのいっぽうで無表情でたたずむ姿に漂う狂気をうまく演じていた。意外に声がいいよね。そういや、このキャラクターが作中で「名無し」って呼ばれてるのって、もしかして『セブン』の「ジョン・ドゥ」へのオマージュなんじゃない? と思ったら、すでにパンフで評論家が指摘していた。 ちなみに、監督はトークショーで、この主演の三人を一緒に同じフレームには入れないってのを作品のルールとして決めて撮ったみたいなことをおっしゃっていました。本人は「難しいことにチャレンジしたくなるんですよ」とさらっと回答してたけど、この作品はそれぞれのキャラにとっての物語が「きれいには重ならない」「それぞれのコンビでキャラの設定がぶれてゆく」こと自体が重要なテーマとなっているわけで、監督のこだわりが作品の根幹と直結しているのは言うまでもない。 三人の佇まいには、どこか韓国のクライム・ムーヴィーの1ショットだと言われてもおかしくないような雰囲気があり、この監督さんの創作作法のベースはやっぱりその辺にあるんじゃないかな、とも思ったり。タイトルロゴと宣伝ビジュアルには、あの韓国が誇るPROPAGANDAが参画してるしね。 品川徹と康すおんは、相変わらずの持っていきっぷり。とくに前者は天本英世の再臨かと思わせる怪演ぶりで爆笑した。あとラストクレジットで内田春菊の名前を観たけど、なんの役かわからなくって観た後に検索したら、例の施設からきた尼さんの役だったことを知って驚愕。あの人、なんか知らないうちにロマンスグレーの美老女になってんのな(笑)。 なんにせよ、エンターテインメントとしては、一級品。 おそらく好き嫌いは分かれる作品だろうとは思うが、いわゆる「邦画」の辛気臭さや独りよがりなシリアスさとは無縁の作品なので、ふだん邦画に行かない人にもぜひ足を運んでほしい。
世の中には死にたがっている人がたくさんいます。
危ないんだよね、佐藤二朗は。オチャラケでくるのか、シリアスでくるのか、それによってこちらの気構えも変わってくるんだから。ああそっちかと思っても、最後まで展開が読めない。サスペンスなんだけど、家族愛の話。暴力シーンはあるんだけど、直視せざるを得ない。悪いんだけど、助けたい。全部片付いてようやくほっとしたけど、そりゃそうだ負けたよと諦めた。 エンドロールみて、森田望智?どこで?と思ったら、あ!あいつか!!って驚いた。どいつもこいつも一筋縄ではいかない役者連中だ。
俳優陣のセンスに尊敬
物語、キャスト、演出、メッセージ等々、どの要素も刺さるものがあり「観た甲斐があった」と心から思える作品。個人的には俳優陣の演技力に同じ人として尊敬してしまった。心の隙間を突かれた人の良いおじさん、テンションの違いが極端なサイコパス、他人に刺々しい自殺願望者など、登場人物は「こういう人、実際に居る」と笑えてしまう程に特徴が出ていて、これは相当に長けた観察力と表現力がなければできないと思う。伊東蒼さんの存在感は佐藤二郎さんが評する通 り高校生とは思えない存在感。原田さんの魅力と中学生故の可愛さが存分に伝わってきた。ラストの卓球ラリーのシーンはよく出来てると思った。(不覚にも一発撮りと思ってしまってそのせいで衝撃を受けてしまった。冷静に思いかえせば編集であろうが、それでも観客の心を射止めるシーンだったと思う) ダークウォーターでも似たような事を思いましたが、シリアスな作品こそエンタメ性(本作であればユーモアも)があって初めて伝わってきます。シリアスだけではつまらない。
失踪した父をさがすといういい題材
懸賞金のかかった殺人犯を見つけたといって急に消えた父をさがす中学生がメインテーマ。 題材も良く、探している間のスリリングさは、本当に面白かった。 空白では冒頭で亡くなってしまったが印象的だった伊東さんはここでも存在感があった。
意外性!
また、いつものシュールコメディーだろうからスルーしようかとも思ったが今回は特別に観てやろう精神で券買ったら、これが当たりだった!! 事前情報は一切見ざる聞かざるで観てみましょう!! (以降もしかしたら若干ネタバレ!!) クライマックスに娘がもっと絡めばもっと凄い作品になったかも…
意外性全フリ
劇場予告以外の情報は入れてなかったので、まず思ってた感じの内容と違うという点で意外。 お母さんの話が出てきて、社会派な展開なのかと思いきや特に深掘されるわけではなく、意外性を出すためのダシに使われた感があるのは残念。 とはいえ二転三転する展開はリアリティにかけるものの面白くはある。 演技がいいだけにもう少し、なんか惜しいなという印象。
心が激しく消耗する映画
フォロワーさんのレビューに魅了され急遽観に行くことにした映画。まったくノーマークだった映画なため前情報一切無しで挑んだけどそれが良かった〜非常に惹き込まれました😊 ⚠️ジャンル:胸くそBAD⚠️ どんな風に解釈したとしても胸くその悪さは否めないため、そーゆーのが苦手な人にはオススメしません❗️ 人生を生きるうえで何度も直面する「選択」の場面。そこで何を選ぶかでその後の人生が大きく変化していく。一度の選択ミスは修正できる可能性は高いけど、間違った選択を重ねてしまうと軌道修正が大変だったり、最悪の場合は後戻り出来なかったり。 また、自分とは関係ないところで自分の選択に及ぼす外的要因が大き過ぎる場合もあったり。 お父さんはいつまでもお母さんの死に囚われていたけど、お母さんを死に追いやった決定打はお父さんのキスを拒む行為だったと思う。あの時お父さんが応じていたら、お母さんをオンナとして見ていると態度で示せていたら、お母さんの絶望に少しの光が差せたのではないかと勝手に思ってしまう。でもそうならなかったから、結果としてのお母さんの決断、お父さんのトラウマ、そして全ての始まり、と些細な選択が大ごとになっていってしまう…… この拒絶の行為に関してはお父さんが悪いわけではないし、みんなの気持ちを考えるととにかく苦しい。 娘の胸チラ場面もそう。あそこに遭遇さえしてなきゃ振り切れなかっただろうに…… こんな話が自分の人生の中で起きるとは到底思えないけど、選択と行動の積み重ねが人生を作り上げるんだと思うと、一瞬たりとも気は抜けないと少しばかり怖くなってくる😱そして、とにかくこの映画は心が激しく消耗する_| ̄|○ 余談 内田くんと野坂さんの朝ドラコンビがまさかそーゆー形で共演!?とビックリしてしまった😲
みつける
佐藤二郎も良いし 伊東蒼さんも良いんだけど わたしのツボは 森田望智さん!笑 あーゆーキャラ上手いんだよねーこの女優さん サスペンスで、どんどん引き込まれて行くんだけど、ちょいちょい笑える 展開が良かった もっとダークな感じだと思いきや 後半、佐藤二郎が役ではなく、佐藤二郎に見えちゃう笑 片山監督の岬の兄妹はあんまり好きじゃないんですが、こちらは好きです。 清水君はもうちょっと怖い感じを期待したけど、そんなに怖くなかったなぁ 伊東蒼さんはドラマひきこもり先生、映画空白と、観ていますが、これからも期待値上がる女優さんです⤴️ 森田望智さんも✨
いや、絶対面白い。
毒っ気とユーモアの混ぜ具合にすごくセンスがある。作品内の世界観・人間観に対して云々されがちだけど、そんなのはどうでもいいことでは? この監督は「映画としての面白さ」が全てであって、その誠実さの結果でしか観客と繋がれないことをちゃんと分かっている。僕は個人的に今の日本で一番いい監督は西川美和じゃないかな~と思ってたんだけど、彼女の脚本や演出の毒っ気はあまりにも「女性の部分」に依拠しすぎている。濱口竜介の誠実さは、すごくひんやりした認識の上に立っていて、映画としての語り口がくどくなりがちなところが弱い。いや、この人、長編二作目らしいけど、絶対まぐれじゃない。次回も面白い映画で楽しませてほしい。
なんでこんなに混んでるの?
私も期待して観に行きました、が、こんな展開とは。 あえて見どころとしてあげるなら教室でお付き合い申し込んでクラスメイトが湧くシーンや伊東蒼(あおい)さんと佐藤二朗さんの長く続くラリーとその間に交わす会話、だけ。伏線回収でさえない回想。
満席のミニシアター
開演10分前に行ったら、最後の席とのこと。 どこでも見られれば良いと思ったら、1番前の中央。 ミニシアターでも満席とは。スクリーンと席が近く、首が厳しい涙。 あまり前情報無しで観ましたが、とても良かった。 重苦しい暗い感じという所は、予想通りでしたが、話が何回か展開して、予想以上の展開に。 3人とも演技が凄いというか、キャラになり切っているというか。とても良かった。 また、カメラワークというか、心情の表現が映画だなと。 ストーリーも切ないね。 悪人と善人の境界が曖昧で、考えさせられる。 とても良い映画です。 ちょっと韓国映画っぽいけど、リアリティはこっちの方が良いかも。日本人だし。西成だし。
#08 探し物はそっちか〜
娘役の伊東蒼ちゃんの演技が光る。 ダメな父親をとことん慕い、必死に探す姿が愛おしい。 なのに実際に探していたのは別物だったラストにビックリ。 本当に欲しかったのはダメでも優しい父親だったのに。 昔から悪役が似合ってた清水尋也クンの悪役ぶりが振り切ってて良い。 でもたまには爽やかな恋愛ものとかもやって欲しい〜。 本当に死にたい人っているのかな。
サスペンスってほどでは。
どうなるのどうなるの?ハラハラドキドキとはいかなかったかな。まあどうせ何処かで生きてるんだろとは思ったし。殺人犯とつるんでいたのは、なるほどそう来たかって感じで。300万円が36000円だったほうがやられたと驚いた。
今まで見た佐藤二朗出演の映画で一番よかった はるヲうるひとの10倍よかった🙏
キャスティング担当の人、さすがだなぁ。かなり変態だと思う(🙏) 伊東蒼ちゃんと佐藤二朗の親子。 最強のふたり。 座間の例の事件を膨らましてきた。 果林島行きのフェリー。 みかん🍊のおじいちゃん(品川徹)も相当な変態w 清水尋也がめちゃくちゃキモい。 有料コンテンツっていうのも、秀逸。 車椅子の女役の美人さんもすごい。 薄々わかっていながら、見逃しちゃう刑事も最高。63000円も最高。 最後の卓球のラリーの場面は合成?実写?ピンポン玉の音も最高。 ジャージのズボンの尻ポケから出てきたスマホが最後に大活躍。 伊東蒼ちゃん似の相当クセモノの女が昔いて、思い出していましたw 今まで見た佐藤二朗出演の映画で一番よかったです。はるヲうるひとの10倍よかった🙏 NHKの番組でMCなんかやってないで役者に専念してよ。
決していい話ではないけれどめっちゃおもろい
実際にあった事件や現代社会のリアルな雰囲気を作品に反映させていて、その内容が気持ちのいいものではないので、問答無用で拒絶してしまう人は結構いるんだろうなぁと思いつつ、グロい表現にそれほど抵抗感を持たなかった自分のような輩は、めちゃおもろいと感じてしまうような映画なのかもしれません。 サスペンスなのかブラックユーモアなのか社会派なのかホラーなのかよく分からないところが結構あるんですが、それだから面白いと思えるわけで、展開やストーリー的にもかなり引きつけられるものがありました。 個人的に佐藤二郎さんは少し苦手で、登場してきてこれはヤバイかも面白くないかもと思ってしまったのは完全に間違えで、見事なパフォーマンスにこの人は違う意味でヤバいのかもと思い直しました。
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